日本最大級のレンガ造りの橋であるめがね橋(碓氷第三橋梁)には、美しい景観とは裏腹に、恐ろしい心霊現象がまつわるウワサが数多く存在する。今回は、めがね橋(碓氷第三橋梁)のウワサの心霊話を紹介する。
めがね橋(碓氷第三橋梁)とは?
めがね橋(碓氷第三橋梁)は、群馬県安中市の碓氷峠に位置する歴史的なレンガ造りのアーチ橋である。
明治時代の鉄道インフラとして1893年(明治26年)に竣工し、全長91メートル、高さ31メートルという規模を誇る。
設計にはイギリス人技師パウナルと古川晴一が携わり、日本の近代化を支えた鉄道の象徴的存在として知られる。
この橋は信越本線の一部として建設され、急勾配の碓氷峠を越える鉄道輸送に不可欠な役割を果たしてきた。
しかし1963年(昭和38年)に新線が開通したことで役目を終え、現在は「アプトの道」という遊歩道の一部として整備されている。
また、1993年には重要文化財に指定され、その美しいデザインと歴史的価値が広く認知されている。
一方で、この橋には建設時の犠牲者や過去の鉄道事故による犠牲者の霊が残っているとされ、多くの心霊現象のウワサが絶えない。
めがね橋(碓氷第三橋梁)の心霊現象
めがね橋(碓氷第三橋梁)の心霊現象は、
- 橋の下に現れる女性の霊
- 深夜に聞こえる足音や人の声
- 写真に写り込むオーブや人影
- トンネル内で録音されるうめき声
である。最も有名な現象は、橋の下に白い服を着た女性の霊が現れるというものである。
この霊は建設時の犠牲者や、橋近くで命を落とした者の霊ではないかと噂されている。
また、深夜に橋の上や周辺で人の足音や声が聞こえることがある。
これらの音は明らかに現実の人間のものではなく、誰もいないはずの場所から響いてくるため、不気味さを増している。
訪れた人が撮影した写真には、オーブや不自然な人影が写り込むことが頻繁にある。
特に霧が立ち込めた日には、この現象が起こりやすいとされ、肝試しに訪れた者たちを恐怖のどん底に突き落としている。
さらに、橋を含む遊歩道「アプトの道」にあるトンネル内では、独特のうめき声や呻き声が録音されることがある。
この音は人間の声のようでありながら、正体不明であるため、心霊現象と結びつけられている。
めがね橋(碓氷第三橋梁)の心霊体験談
ある訪問者が夜間にめがね橋を訪れた際、橋の下に立つ女性を目撃したという。
しかし、その女性は次の瞬間には姿を消し、代わりに橋の上からうめき声が響いた。
また、別の訪問者はトンネル内で写真を撮影した際に、写真の中央に大きなオーブが写り込んでいたと語っている。
さらに、深夜に録音した音声データに誰もいないはずの場所で足音や低い声が入っていたという証言もあり、これらの体験談は後を絶たない。
めがね橋(碓氷第三橋梁)の心霊考察
これらの心霊現象は、建設時の過酷な労働環境や犠牲者、さらにはその後に起きた鉄道事故や自殺の犠牲者たちの怨念が影響していると考えられている。
橋や周辺のトンネルはその静けさと暗闇が不気味さを増し、訪れる人々の心理状態に影響を与えている可能性も否定できない。
また、歴史的建造物であるため、風や音の反響が異常現象として認識されることもあるだろう。
しかし、数多くの体験談や写真に記録された現象を無視することは難しく、この場所が心霊スポットとして語り継がれる理由がそこにあるのだろう。
めがね橋は歴史的価値と心霊的魅力を兼ね備えた場所として、訪れる者に強烈な印象を与えるスポットである。
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