三朝高原ラジウムガーデン(三朝高原ビューホテル)のウワサの心霊話

誰もが知る観光地の裏側に、語られることのなかった恐怖が潜んでいた。今回は、鳥取県三朝町にかつて存在した三朝高原ラジウムガーデン(三朝高原ビューホテル)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


三朝高原ラジウムガーデン(三朝高原ビューホテル)とは?

三朝高原ラジウムガーデン(三朝高原ビューホテル)の外観

三朝高原ラジウムガーデンは、鳥取県東伯郡三朝町に1968年に完成した総合レジャー施設である。

伊藤忠不動産が手がけた巨大プロジェクトで、温泉施設・ホテル・遊園地・ゴルフ場を併設し、三朝高原ビューホテルと三朝ファミリーランドが空中回廊で結ばれていた。

当時の雑誌記事には「底まで透明な大理石風呂」「フィンランド式サウナ」など、先進的な設備が紹介され、若者を中心に多くの観光客で賑わっていたという。

しかし、2001年前後に閉業。

その後は長らく廃墟と化し、2013年までに主要施設は解体された。

跡地には太陽光発電パネルが設置され、現在では当時の面影は完全に消え去っている。

だが、建物が姿を消した今でも、この場所にまつわる不気味な噂は消えてはいない。


三朝高原ラジウムガーデン(三朝高原ビューホテル)の心霊現象

三朝高原ラジウムガーデン(三朝高原ビューホテル)の心霊現象は、

  • 老婆の霊が現れる
  • 巨大迷路内での霊の目撃
  • 宿泊者が深夜にうなされる
  • 空中回廊での足音だけが響く

である。以下、これらの怪異について記述する。

かつての宿泊施設である三朝高原ビューホテルでは、「老婆の霊」が繰り返し目撃された。

営業当時からこの霊の存在は噂されており、夜な夜な廊下を徘徊する白髪の女がいたという。

その姿を見た者は、決まって原因不明の体調不良や金縛りに悩まされる。

目を覚ました瞬間、ベッドの脇にその老婆が佇んでいたという証言もある。

施設が閉鎖されてからは、遊園地跡にあった巨大迷路での霊の目撃が頻発するようになった。

昼間に訪れても、足音のような音や、不意に背後から「おいで」と呼ぶかすれた声が聞こえるという。

実際にその声に従って進んだ者は、迷路の出口にたどり着けず、気がつくと元の場所に戻されていたと語っている。

特に恐れられていたのは、ホテルと遊園地を結ぶ「空中回廊」である。

廃墟化後、夜間に訪れた探訪者の多くが、金属の階段を踏みしめるような音だけを聞き、誰もいない回廊の先に気配を感じたと語っている。


三朝高原ラジウムガーデン(三朝高原ビューホテル)の心霊体験談

ある探訪者は、施設が廃墟となった2005年頃に三朝高原ビューホテル跡を訪れた。

内部は荒れ果てていたが、2階の廊下を歩いていた際、突如背後から誰かに肩を叩かれたという。

振り返っても誰もおらず、その直後、目の前のガラスに白髪で着物姿の老婆が映り込んだ。

驚いて逃げようとしたが、出口が見つからず迷い続け、ようやく外に出られた時には1時間以上が経過していた。


三朝高原ラジウムガーデン(三朝高原ビューホテル)の心霊考察

三朝高原ラジウムガーデンにまつわる心霊現象は、単なる噂話にとどまらない。

営業当時から霊の存在が語られていたこと、さらに廃墟化後も同様の霊が目撃され続けたことは、偶然では説明がつかない。

特に老婆の霊の存在は一貫しており、これは何らかの因縁によってこの地に留まっているものと考えられる。

地元では、この霊が過去に施設内で亡くなった従業員であるという説や、ホテル開発前にあった墓地に関連しているという説も存在している。

現在では跡地は完全に解体され、太陽光発電施設へと変貌している。

しかし、心霊現象が「土地」に結びついて発生するものであるならば、今もなお何かがそこに存在している可能性は否定できない。


三朝高原ラジウムガーデン(三朝高原ビューホテル)の地図

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