青森県にある廃病院「野内病院」。謎に包まれた歴史と、多くの心霊現象が語られているという。今回は、野内病院のウワサの心霊話を紹介する。
野内病院とは?
野内病院は青森県青森市にある廃病院であるが、正式名称や施設としての用途は明らかではない。
「野内診療所」とも呼ばれることがあるが、それが本当に病院であったかも定かではない。
1970年代には建物が存在していたとされるが、詳細な記録は残されていない。
この建物は、県道259号線沿いに位置し、2階建ての小規模ながらも堅牢な大谷石造りの建築である。
現在では、窓ガラスは全て失われ、内部は荒廃している。
建物の前には特徴的な青い廃バスが放置されており、このバスもまた心霊現象の象徴として恐れられている。
アクセスは浅虫温泉に近い山中で、木々に囲まれた場所にあるため、夏場は視認しづらい。
建物の状態や周辺環境が不気味な雰囲気を醸し出し、心霊スポットとして知られるようになった。
野内病院の心霊現象
野内病院で語られる心霊現象は以下の通りである。
- 青い廃バスに宿る悪霊
- 老婆の霊の目撃
- 少女の霊の目撃
- 建物内での無数の視線を感じる現象
これらの現象は訪れる人々に恐怖を与え、心霊スポットとしての地位を確立している。
1. 青い廃バスに宿る悪霊
野内病院の入口前に放置された青いバスには、非常に危険な悪霊が宿っているとされる。
このバスに侵入すると、精神的に侵される、呪われるといった噂が後を絶たない。
バスの中に入った者がその後高熱を出すという報告も多く、見ているだけでも悪影響を受けると言われるほどである。
2. 老婆の霊の目撃
建物内部では、老婆の霊が目撃されるという。
夜間に建物を訪れた者が、階段付近や廊下で不気味に佇む老婆の姿を見たという証言が多い。
時折、微笑んでいるような表情がさらに恐怖を掻き立てる。
3. 少女の霊の目撃
少女の霊が廃墟内を歩き回っているとの目撃情報も多い。
この霊は訪問者の背後に現れることがあり、気づかぬうちに近づいてくると言われている。
特に霊感の強い人々は、この少女の霊によって体調不良を訴えることが多い。
4. 建物内での無数の視線を感じる現象
野内病院に足を踏み入れると、複数の視線を体中に浴びるような感覚に襲われるという証言が多い。
誰もいないはずの廃墟内で感じる視線は、多くの訪問者に強い恐怖を与える。
野内病院の心霊体験談
ある若者グループが夜間に野内病院を訪れた際の話である。
建物に入った直後から、メンバー全員が不安に駆られ、特に青いバスの近くでは霊感の強い友人が「近づきたくない」と怯えた様子を見せた。
2階に上がると、白い電話が置かれていたため、誰かが冗談半分で「もしもし」と話しかけたが、すぐに寒気を感じて1階に戻ることにした。
その後、帰り道で非通知の電話がかかってきた。電話を取ると、相手からは何も聞こえなかったが、やがて唸り声が聞こえてくると、全員が車から飛び出し、コンビニへ避難する事態となった。
この経験を機に、彼らは二度と心霊スポットに行かなくなったという。
野内病院の心霊考察
野内病院にまつわる心霊現象は、その建物や放置されたバスの不気味な外観と相まって、多くの人々を惹きつける。
しかし、その真偽については謎が多い。
青いバスや霊の目撃情報に共通するのは、訪問者の心理的影響が大きい点である。
心霊スポットで感じる恐怖や異常現象の多くは、心理的なプレッシャーや思い込みが原因とされることも少なくない。
しかし、実際に体調不良や奇妙な現象を体験した人々がいるため、完全な否定もできない。
いずれにせよ、廃墟への侵入は物理的な危険が伴うため、軽い気持ちで訪れるべき場所ではない。
興味本位で訪れるのではなく、歴史や背景を知った上で慎重に行動することが重要である。
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