雄淵雌淵公園のウワサの心霊話

佐賀市富士町にある渓谷「雄淵雌淵公園」は、昼間は絶景が広がる観光スポットである一方、数々の水難事故や不可解な体験が語られる心霊スポットとして知られている。今回は、雄淵雌淵公園にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


雄淵雌淵公園とは?

雄淵雌淵公園の滝

雄淵雌淵公園(おぶちめぶちこうえん)は、佐賀市富士町の嘉瀬川中流域に広がる渓谷である。

エメラルドグリーンの水面と、折り重なる奇岩の絶景が織りなす渓谷美は、観光地としても知られている。

しかし、自然の美しさの裏には、長年にわたって数々の水難事故が相次ぎ、今や「心霊スポット」としても名を馳せる存在となっている。

特に雄淵の水面下には洞窟が存在し、そこへ材木を流すと二度と浮かび上がってこないという、古くからの不気味な伝説が語り継がれている。

明治時代にはこの地で材木流しが行われ、雄淵は最大の難所として恐れられていた。

現在では遊泳が禁止されているが、かつては川に飛び込む遊びが盛んであった。

しかし、1985年以降、15人が溺れ11人が死亡するという惨劇を経て、ついに禁止となったのである。


雄淵雌淵公園の心霊現象

雄淵雌淵公園の心霊現象は、

  • 女性の霊が現れる
  • 後方から足音が聞こえるが誰もいない
  • 急に霧が立ち込め、光る何かが人間の足だけと共に現れる
  • 鳴瀬橋で聞こえる謎の足音

である。以下、これらの怪異について記述する。

もっとも多く目撃されているのが、「女性の霊」である。

特に夜、雄渕トンネルから遊歩道に入るあたりで姿が見えることがあるという。

白くぼんやりとした影が川の中に佇んでいるのを目撃した者もいる。

これは、過去にこの地で命を落とした女性たちの怨念ではないかと噂されている。

次に恐れられているのが「足音」である。

後ろから誰かがついてくるような音がして振り返っても、そこには誰もいない。

静かな渓谷に響くその足音は、人ならざる何かの存在を物語っている。

また、夜中にキャンプをしていた者の証言では、突然濃霧が立ちこめ、その中に不気味な色を放つ発光体が現れたという。

そして霧の奥からは、胴体のない「足だけ」が音を立てて歩いてきたと証言する者もいる。

さらに朱塗りの美しい橋・鳴瀬橋では、誰もいないはずなのに、少し離れた場所からカツン…カツン…と、革靴のような硬質な足音が近づいてくる。

だが、いくら待っても姿は現れない。


雄淵雌淵公園の心霊体験談

「友人と二人で夜の雄淵を歩いていた。真っ暗な川沿いの遊歩道を進んでいたら、急に背後で“ジャブン”という水音がした。振り返ると誰もいない。ただ水面に、白い影がふわふわと浮かんでいた。その時、同行していた友人が突然『寒い、息ができない』と苦しみ出し、急いでその場を離れた。後から聞いた話だが、その場所では過去に女性が溺れて亡くなっていたらしい。」(佐賀県在住・30代男性)


雄淵雌淵公園の心霊考察

この地で繰り返された水難事故は、単なる偶然とは思えない。

水流が速く足場も不安定という自然の危険要因はあるが、それ以上に「死の引力」のようなものが働いているとしか思えないケースが多発している。

渓谷の神秘性、美しさ、そして人が簡単に命を落とす危うさ――それらが重なり、この地には「死者の記憶」が染み付いているのではないか。

とりわけ若い命が失われた場所には、無念さが色濃く残り、霊としてその場に留まりやすいとも言われている。

また、足音や霧の中の発光体、人間の足だけといった異様な現象は、霊が物理的世界に干渉しようとする際に起こるノイズや錯乱と考えられる。

理屈では説明のつかない出来事が、この雄淵雌淵公園には確かに存在するのだ。


雄淵雌淵公園の地図





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狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。