千葉県の君津市山中に位置する追原廃集落。ここには「呪いの大楓」と呼ばれる巨木があり、その姿を見るだけで呪われるという恐ろしいウワサが伝わる場所である。今回は、追原廃集落(呪いの大楓)のウワサの心霊話を紹介する。
追原廃集落(呪いの大楓)とは?
追原(おっぱら)は、かつて君津市の山中に存在した小さな集落である。
住民たちは1967年に小櫃川(おびつがわ)の対岸へと移住し、追原集落は廃村となった。
追原集落の最盛期は、農業を中心とした生活が営まれていたが、過疎化とともに消えていった。
集落の中には一際目立つ大楓が存在していた。
この楓は、幹が不自然にねじれ、杉林に囲まれた中で異様な雰囲気を漂わせている。
地元では「呪いの大楓」として知られ、この木を見た者は災いに見舞われるとささやかれている。
以前は、堂沢橋という吊り橋を渡って集落に入ることができた。
しかし、この吊り橋は老朽化により2011年に通行禁止となったため、現在では川を歩いて渡らなければならない。
これにより、集落へのアクセスはますます困難となり、追原はさらに神秘的で不気味な存在感を強めている。
追原廃集落(呪いの大楓)の心霊現象
追原廃集落で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 大楓を見た者が次々に不運に襲われる
- 集落に足を踏み入れると背後から視線を感じる
- 廃屋に近づくと聞こえる不気味な囁き声
- 夜になると、大楓周辺で人影が目撃される
これらの現象は、特に大楓を中心に起こるとされ、その木にまつわる「呪い」の存在が恐れられている。
「呪いの大楓」は、その不気味さと異常な形状から、古くから地元で祟りの象徴とされてきた。
この木を見たり、近づいたりすると、不吉な出来事が起こるというウワサが広まっている。
特に、吊り橋が崩落してからは、集落自体が完全に孤立し、訪れる者に異様な恐怖を与える場所となっている。
また、夜になると、廃屋や大楓周辺で人影がさまよっているのを見たという証言も多く寄せられている。
幽霊の目撃例も報告されており、特に女性の幽霊が集落内を彷徨っているという話がある。
追原廃集落(呪いの大楓)の心霊体験談
ある探訪者が夜に大楓を見に行った際、木を見上げた瞬間に強烈な寒気を感じ、その後立ちくらみを起こしたという。
また、別の訪問者は、夜の集落に足を踏み入れた途端、廃屋の中から聞こえる囁き声を聞き、慌ててその場を去ったという。
追原廃集落(呪いの大楓)の心霊考察
追原廃集落の心霊現象は、大楓を中心にした「呪い」として説明されることが多い。
この木が放つ異様な存在感や、集落全体に漂う不気味な雰囲気が、訪れる者に強い心理的影響を与えているのだろう。
古くから語り継がれてきた祟りのウワサは、地域の歴史と結びつき、現在でも多くの人々を引き寄せる心霊スポットとして知られている。
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