千葉県千葉市若葉区にかつて存在していた「大草幽霊屋敷」は、呪われた場所として長年の間、恐怖と怪奇現象の噂が絶えなかった。今回は、大草幽霊屋敷(坂月の豪邸)のウワサの心霊話を紹介する。
大草幽霊屋敷(坂月の豪邸)とは?
「大草幽霊屋敷」または「坂月の豪邸」と呼ばれるこの場所は、1979年から1983年の間に建設され、坂月交差点近くの静かな住宅街に佇んでいた2階建ての大きな民家である。
この家は、購入者や住人が頻繁に変わるという不気味な歴史を持ち、地元では「幽霊屋敷」や「呪われた家」として恐れられていた。
建設当初は、広々とした敷地に立派な木造住宅として存在していたが、家主が頻繁に変わることや、内部にお札が貼られているなどの奇妙な出来事が次第に注目を集めるようになった。
地元住民の間で「元墓地の上に建てられた家」とも噂され、周辺には常に不気味なオーラが漂っていた。
実際には、この土地が元墓地だった証拠はないが、幽霊の目撃情報が相次いだことで、次第に心霊スポットとしての名声を得ていった。
※現在は解体されているという話がある。
大草幽霊屋敷(坂月の豪邸)の心霊現象
大草幽霊屋敷で語られていた心霊現象は次の通りである。
- 屋敷内をさまよう「落ち武者の霊」
- 窓際に現れる「白い服を着た女性の霊」
- 深夜に聞こえる「足音」や「呻き声」
- 家中に貼られた「お札」の跡
これらの怪異現象が、この屋敷を心霊スポットとして一層恐ろしい存在にしていた。
大草幽霊屋敷では、戦国時代の落ち武者の霊が家の中をさまよっているとされ、その姿が目撃された者は体が凍りつくような恐怖を感じたという。
特に、夜遅くに屋敷を訪れた者が、突然落ち武者の姿を目にし、兜を被った幽霊が二階のテラスを歩き回る姿を見たと証言している。
白い服を着た女性の霊も窓際に佇んでいるとされ、その霊が家の外を見つめている様子が幾度も目撃されている。
この女性の霊は、屋敷が不幸や事故を招く原因ではないかと恐れられていた。
さらに、家の壁や柱には至るところにお札が貼られていた跡が残っており、過去に祓いの儀式が行われた形跡があった。
お札が貼られていたという事実が、屋敷に負のエネルギーが宿っているという噂をさらに助長した。
また、訪れる者が深夜に足音や低いうなり声を聞くことがあり、それが何かを訴える霊的存在であると噂されている。
大草幽霊屋敷(坂月の豪邸)の心霊体験談
実際に大草幽霊屋敷を訪れた者たちの証言によると、無人のはずの屋敷内で何者かの気配を感じ、恐怖で動けなくなる体験が語られている。
また、「白い服の女性の霊が窓からこちらを見ていた」という目撃証言も多く、その姿を見た訪問者が次々に体調を崩したと報告されている。
心霊スポットとして知られたため、廃屋となった後も肝試しに訪れる者が後を絶たなかったという。
大草幽霊屋敷(坂月の豪邸)の心霊考察
大草幽霊屋敷での怪奇現象や霊の目撃情報は、建物が放置され荒廃したことに加えて、過去の不幸や悪いエネルギーが蓄積された結果と考えられている。
家中に貼られたお札の跡が、かつてここで何らかの禍があったことを示唆しており、訪れる者が体調を崩すなどの悪影響を受けることも、この屋敷に漂う負のエネルギーの影響と捉えられている。
現在、大草幽霊屋敷は取り壊されており、跡地には何も残されていない。しかし、場所の噂や恐怖体験は地元住民や訪問者の間で語り継がれ、この場所がかつて最恐の心霊スポットであったことが今も人々に恐怖の記憶を残している。
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