旧犬鳴トンネルは「日本三大心霊スポット」の一つに数えられる有名な場所である。過去に凄惨な事件や数々の怪奇現象が報告され、その不気味な雰囲気から多くの心霊体験談が語られている。今回は、旧犬鳴トンネルのウワサの心霊話を紹介する
旧犬鳴トンネルとは?
旧犬鳴トンネル(犬鳴隧道)は、福岡県宮若市と糟屋郡久山町を結ぶ交通路として1949年(昭和24年)に開通した素掘りのトンネルである。
全長約150メートルで、当時は北九州都市圏と福岡都市圏を結ぶ重要なルートだった。
しかし、1975年に新犬鳴トンネルが開通したことでその役目を終え、現在は廃止されている。
トンネルは道幅が狭く、急カーブが多いことで知られていた。
現在は入口がコンクリートで封鎖され、周辺の旧道も柵で閉鎖されている。
監視カメラが設置され、不法侵入は厳しく取り締まられているが、トンネルの心霊現象や事件の噂が尽きることはない。
旧犬鳴トンネルの心霊現象
旧犬鳴トンネルの心霊現象は以下のように語られている。
- 白い服の女性の霊が目撃される
- トンネル内から男性や女性の話し声が聞こえる
- 車のエンジンが突然止まる
- 後部座席に知らない人が座っている気配がする
- トンネルを訪れた帰り道で事故が起きる
白い服の女性の霊が目撃される
トンネル内で白い服を着た女性が目撃されることが多い。
彼女は無表情で立っていることが多く、訪問者と目が合うと消えてしまうという。
また、一部の目撃者は女性が涙を流しているのを見たと証言している。
トンネル内から男性や女性の話し声が聞こえる
夜間にトンネル内を訪れると、複数の話し声が聞こえることがある。
声は途切れ途切れで、何を言っているかは聞き取れないことが多い。話し声が次第に近づいてくる感覚を覚える人もいるという。
車のエンジンが突然止まる
トンネル付近で車のエンジンが突然停止する現象が報告されている。
エンジンがかからなくなるため、その場から動けなくなったと証言する人も少なくない。
後部座席に知らない人が座っている気配がする
車でトンネルを通過中に、後部座席に誰かが座っている気配を感じるという体験談が多数ある。
振り返ると誰もいないが、視線や気配は消えないという恐怖が語られている。
トンネルを訪れた帰り道で事故が起きる
旧犬鳴トンネルを訪れた後、帰り道で事故に遭うという噂も多い。
特に夜間は道が狭く見通しが悪いため、単独事故の報告が絶えない。
旧犬鳴トンネルの心霊体験談
体験談1:話し声と足音
ある家族が昼間に旧犬鳴トンネルを訪れた際、誰もいないはずのトンネル内から話し声が聞こえ始めた。
声は複数人分で、男性も女性も混じっていたという。
また、近づいてくる足音が聞こえたため、恐怖で急いでその場を離れたという。
体験談2:後部座席の気配
若者グループが深夜に旧犬鳴トンネルを訪れた際、運転手が「後部座席に誰かが座っている」と感じた。
グループ全員が同じ感覚を抱き、振り返ると誰もいなかったが、その後の帰路で車がスリップ事故を起こしたという。
旧犬鳴トンネルの心霊考察
旧犬鳴トンネルが心霊スポットとされる背景には、いくつかの要因が考えられる。
歴史的背景
トンネルの素掘り構造や長年の使用による荒廃が、不気味さを助長している。
また、地元では過去にトンネル周辺で凄惨な事件や事故が多発したという噂がある。
地形的条件
トンネル周辺は深い山間部に位置し、昼間でも薄暗い。
音が反響しやすい構造や湿気の多い環境が、話し声や足音などの現象を錯覚として引き起こしている可能性がある。
人々の心理的影響
旧犬鳴トンネルを訪れる多くの人は心霊現象を期待しており、その心理状態が錯覚や恐怖体験を引き起こす一因になっている。
旧犬鳴トンネルは現在、立ち入りが禁止されており、侵入は法律で罰せられる可能性がある。
興味本位での訪問は控えるべきである。
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