旧真弓トンネルのウワサの心霊話

愛媛県内子町と久万高原町の間に位置する旧真弓トンネルは、数々の心霊現象が報告されているトンネルである。特に、女性の霊の目撃や、ライトを消すと作業員の霊が現れるなどの噂が絶えない。今回は、旧真弓トンネルにまつわるウワサの心霊話を紹介する。


旧真弓トンネルとは?

旧真弓トンネルの外観

旧真弓トンネル(眞弓隧道)は、愛媛県内子町大平と久万高原町父野川を結ぶ旧国道380号線の旧道に位置する。

1988年(昭和63年)に新しい真弓トンネルが開通したことで廃道となり、現在は使用されていない。

このトンネルは全長約235メートル、幅3.6メートルと狭く、内部はコンクリートで補強された部分と素掘りのままの部分が混在している。

トンネル内には崩落の危険もあり、現在は正式な通行路としての機能は失われている。

かつて、この地には「化物が住んでおり、弓の名人・真弓某がその化物を射止めた」という伝承がある。

そのため、トンネル名の由来はこの伝承に基づいている可能性が高い。


旧真弓トンネルの心霊現象

旧真弓トンネルで報告されている主な心霊現象は以下の通りである。

  • トンネル内で女性の霊が出る
  • ライトを消すと目の前に作業員の霊が現れる
  • トンネルに歩いて入ると出口に男性が泣いている幽霊が現れる

トンネル内で女性の霊が出る

旧真弓トンネルの内部では、白い服を着た女性の霊が出現すると言われている。

特に、夜間に訪れるとトンネルの奥からこちらをじっと見つめる姿が目撃されることが多い。

この女性の霊に遭遇した者は、強烈な寒気とともに動悸が激しくなるという。

ライトを消すと目の前に作業員の霊が現れる

トンネルの中で車のライトを消すと、目の前に作業員の霊が現れるという噂がある。

この作業員は、ヘルメットをかぶり、作業服姿のまま佇んでおり、無表情でこちらを見つめているという。

ライトを再び点けると姿は消えるが、その間の恐怖は計り知れない。

トンネルに歩いて入ると出口に男性が泣いている幽霊が現れる

トンネルの前に車を止め、徒歩でトンネル内に入ると、出口付近で男性が泣いている姿が見えるという。

この男性は、うずくまって泣き声を上げており、近づくと突如として消えてしまう。

彼の泣き声はトンネル内に響き渡り、その場に居合わせた者に深い悲しみと恐怖を与えるという。


旧真弓トンネルの心霊体験談

「深夜に旧真弓トンネルを訪れた際、トンネルの奥から女性のすすり泣く声が聞こえてきた。恐る恐る奥へ進んだが、誰もおらず、声だけが響いていた。恐怖を感じて急いでトンネルを出たが、その後も耳鳴りのように泣き声が頭から離れなかった。」

「トンネル内で車のライトを消した瞬間、突然フロントガラスに無数の手形が浮かび上がった。驚いてライトを点け直すと、手形は消えていたが、車内に誰かの気配を感じ続け、背筋が凍る思いをした。」


旧真弓トンネルの心霊考察

旧真弓トンネルで報告されるこれらの心霊現象は、トンネルの歴史や過去の出来事と深く関係している可能性がある。

特に、トンネル建設時の事故や、周辺地域での不幸な出来事が、霊的なエネルギーをこの場所に留めているのかもしれない。

また、トンネル内の閉塞感や暗闇が、人々の恐怖心を増幅させ、幻覚や錯覚を引き起こす要因となっているとも考えられる。

しかし、複数の人々が同様の体験を報告していることから、単なる心理的な現象だけでは説明しきれない部分もある。

旧真弓トンネルは、その不気味な雰囲気と数々の心霊現象の噂から、訪れる者に強烈な恐怖を与える場所である。

興味本位での訪問は避けるべきであり、どうしても訪れる場合は、十分な注意と敬意を持って臨む必要がある。


旧真弓トンネルの地図

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【管理人】狐憑きのたる

狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。