旧大滑隧道は埼玉県秩父市にある廃道トンネルで、かつての主要交通路として利用されていた。1930年代に建設されたとされ、1982年に新しいトンネルが開通したことで廃道化した。内部には放置されたトラックがあり、その存在が心霊スポットとしての名声を高めている。今回は、旧大滑隧道のウワサの心霊話を紹介する。
旧大滑隧道とは?
旧大滑隧道は、県道210号線の大滑トンネルの横に存在する廃道トンネルである。
竣工年は不明だが、昭和初期の地図には記載されていないため、おそらく1930年以降に建設されたと推測されている。
昭和57年(1982年)に新しい大滑トンネルが開通したことにより、旧トンネルは廃道となった。
トンネルの長さは121メートルであり、現在は土砂で入口が埋められているが、身をかがめれば入ることができる状態である。
この隧道の内部には水が溜まっており、さらに放置された三菱ふそうFKシリーズのトラックが存在することで有名である。
なぜこのトラックが放置されたのか、その理由は謎に包まれているが、一部では心霊スポットとしても知られるようになった。
旧大滑隧道の心霊現象
旧大滑隧道で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 男性の顔が見えるトラックの運転席
- 不気味な気配を感じる体験
- トンネル内での異音や声
- 突然の寒気
これらの現象は、隧道の過去の事故や放置されたトラックに関連していると考えられている。
旧大滑隧道では、特にトンネル内部に放置されたトラックの運転席で男性の顔が見えたという証言が多い。
トンネル内を探索した人がこの現象を体験し、恐怖を感じたという。
さらに、トンネル内には不気味な雰囲気が漂い、何者かの気配を感じたり、異音が聞こえることがあると報告されている。
これらの体験は、かつてこの隧道で発生した崩落事故に関係しているのかもしれない。
この隧道での崩落事故は、命を失った人がいると噂されており、そうした過去が現在の心霊現象に影響を及ぼしていると考えられる。
トンネルの奥には生き埋めになった方がいるという話もあり、その不気味さは心霊スポットとしての名声を高めている。
旧大滑隧道の心霊体験談
心霊愛好者たちの中には、旧大滑隧道を訪れた際に、実際に不気味な体験をした者がいる。
ある探検者は、トンネルの奥で異音を聞き、その音の正体を探ろうとしたところ、急に気温が下がり、寒気を感じたと語っている。
また、別の訪問者は、トンネルの中でハクビシンに遭遇した際、その目が自分を見つめているのを感じたと言い、思わず後ずさりしたという。
このような体験は、心霊現象の影響を強く印象づけるものとなっている。
旧大滑隧道の心霊考察
旧大滑隧道での心霊現象は、地域の過去の事故や未解決の事件に起因していると考えられる。
特に、隧道での崩落事故に関する噂は、霊的な存在を引き寄せる要因となっている。
トンネル内部の暗さや湿気も、恐怖感を助長する要因として働いているのだろう。
このように、旧大滑隧道は単なる廃道ではなく、恐怖と神秘に包まれた場所である。
訪れる者は、その美しさとともに、潜む恐怖にも十分な注意を払う必要があるだろう。
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