大元医院(ニケ医院)

栃木県大田原市須佐木に位置する廃墟病院「大元医院(ニケ医院)」は、数々の恐ろしい噂が語り継がれている場所である。一見、ただの廃墟のように見えるが、その内部には異様な気配が漂い、心霊現象が報告されている。今回は、大元医院にまつわるウワサの心霊話を紹介する。

大元医院(ニケ医院)とは?

大元医院(ニケ医院)の外観

大元医院(ニケ医院)は、内科、外科、産婦人科を標榜する中規模の病院であった。

開院時期は不明だが、少なくとも1963年には存在しており、『黒羽町誌』(1982年)にも記載がある。

最盛期には地域医療を支える重要な施設であったが、2006年12月1日をもって指定医療機関としての事業を休止し、その後廃業したとされる。

病院の建物は2階建ての複数棟で構成されており、デイケアなどを行う施設としても利用されていた。

また、敷地内には院長の住居が隣接しており、「熊寅医院」とも呼ばれていたことがある。

住居跡からは虎革が発見されるなど、独特の趣味を持つ院長の存在が感じられる。

特に注目されるのは、「ニケ医院」という通称の由来である。

かつて病院の敷地内には、ギリシャ神話の勝利の女神を象った「サモトラケのニケ像」が飾られていた。

さらに、玄関には十戒を持つモーゼ像、隣の部屋にはアポロン像やヴィーナス像など、数々の彫像が並んでいた。

これらは現在ほとんどが姿を消しており、撤去されたのか盗難に遭ったのかは不明である。

大元医院(ニケ医院)の心霊現象

大元医院で報告されている心霊現象は以下の通りである。

  • ラップ音や足音が聞こえる
  • 女性や子供の幽霊が出現する
  • オーブや不気味な光の目撃
  • 水子霊の存在を感じる
  • 突然の冷気と視線の感覚

これらの現象は、訪問者による証言や体験談として語られている。

ラップ音や足音

病院内部を探索中、突然ラップ音が響いたり、明らかに自分以外の足音が聞こえるといった現象が多く報告されている。

特に深夜にはこれらの音が頻繁に聞こえるため、恐怖を覚える者が多い。

幽霊の出現

産婦人科の診察室付近で、女性の霊が立ち尽くしている姿が目撃されている。

また、子供の声や姿が目撃されることも多く、これが堕胎や流産に関連する水子霊ではないかと考えられている。

オーブや不気味な光

病院内で写真撮影を行うと、不自然な光やオーブが映り込むことがある。

これらは霊的エネルギーの残留物である可能性が指摘されている。

突然の冷気と視線

特定の部屋や廊下では、急に気温が下がる感覚に襲われたり、誰かに見られているような視線を感じるといった報告がある。

大元医院(ニケ医院)の心霊体験談

ある訪問者は、病院内部を歩いている際に「誰かいる」と感じ、振り返ると薄暗い廊下の先に子供のような影が見えたという。

また、別の訪問者は、診察室で写真を撮影した際、不気味なオーブが無数に映り込んでいたと語っている。

さらに、夜間に病院を訪れた別のグループは、突然の冷たい風に襲われ、耳元で囁くような声を聞いたという。

この声は言葉にはならない低い音で、彼らは恐怖のあまり逃げ出した。

大元医院(ニケ医院)の心霊考察

大元医院が心霊スポットとして語られる背景には、産婦人科という特性が影響していると考えられる。

堕胎や流産に関連する悲しみや苦しみが、霊的なエネルギーとして残留している可能性がある。

また、院長やその家族の突然の失踪も、この場所に特異な雰囲気を与えている要因の一つだろう。

さらに、病院という場所特有の死生観や孤独感が、訪問者の恐怖を増幅させている。

これらの要因が重なり、現在のような心霊スポットとしての地位を確立したのではないかと考えられる。

大元医院(ニケ医院)は、廃墟としての荒廃ぶりと心霊現象の噂が絡み合い、訪問者を引きつける恐怖のスポットとなっている。

物理的な危険性も高いため、無闇な探索は控えるべきである。

霊的な現象を感じ取るためには敬意を払い、慎重に行動することが求められる場所である。

大元医院(ニケ医院)の地図

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