埼玉県さいたま市にかつて存在した「いこいの踏切跡(大成第五踏切)」は、多くの事故や自殺が相次ぎ、その後心霊現象が報告されている恐怖の場所として知られている。今回は、いこいの踏切跡(大成第五踏切)のウワサの心霊話を紹介する。
いこいの踏切跡(大成第五踏切)とは?
いこいの踏切跡は、さいたま市大成町にあった「大成第五踏切」として知られる踏切跡地である。
この場所は、かつて交通量が多く、さらに高崎線や川越線の列車が高速で通過するという危険な踏切であった。
1980年代以前に廃止されたが、それまでに多くの事故や自殺が発生していたことから、「魔の踏切」として恐れられていた。
この踏切は、大宮駅から北に位置しており、現在はおふろカフェ「utatane」や住宅地の近くにあたる。
しかし、当時は踏切が見通しの悪い場所にあり、列車が急に現れるために多くの事故が発生していた。
また、一部の証言によれば、踏切はクランク状になっており、まっすぐではなかったため、事故が起こりやすかったとも言われている。
いこいの踏切跡(大成第五踏切)の心霊現象
いこいの踏切跡では、次のような心霊現象が報告されている。
- 白い服を着た女性の霊が手招きする
- 夜になると、踏切付近で足音や誰かの気配がする
- 車が勝手に前進し、踏切へ進入しようとする
- 突然、背後から誰かに押される感触を感じる
これらの現象は、ここで命を落とした人々の魂が地縛霊となって留まっているためだとされている。
特に、女性の霊が手招きするというウワサは広く知られており、多くの目撃証言がある。
最もよく報告されるのは、白い服を着た女性の霊である。
彼女は夜になると踏切付近に現れ、通りかかる人々に向かって「おいでおいで」と手招きをするという。
目撃者は彼女に引き寄せられるかのように近づいてしまい、突如としてその姿が消える瞬間に背筋を凍らせる。
また、深夜に踏切跡を歩くと、周囲に誰もいないはずなのに足音が聞こえたり、背後から人の気配を感じたりすることがある。
これらの現象は、不安感や恐怖心を引き起こし、心霊スポットとしての評判を高めている。
さらに、車を運転して踏切跡を通過しようとすると、突然ハンドルが効かなくなり、車が勝手に前進してしまうという報告が相次いでいる。
運転者がブレーキを踏み込んで事なきを得ることが多いが、これも心霊現象の一つとして知られている。
特に、この現象が発生する際には、車内に寒気が走り、霊的な存在を感じるという。
いこいの踏切跡(大成第五踏切)の心霊体験談
ある男性は、深夜に車で踏切跡を通りかかろうとした際、突然車が前に進み始めたと語っている。
彼は踏切へ進入する寸前でブレーキを踏んだが、車が動き出した瞬間、背後に強い寒気を感じたという。
後で確認したところ、その日は他にも同じ現象を体験した人がいたことが分かり、この場所が「呪われている」と感じたという。
また、別の女性は、踏切で待機していた際に突然背後から何者かに押され、危うく線路に落ちそうになったと語っている。
その時、周囲には誰もおらず、彼女はその体験を「自殺者の霊が私を連れて行こうとしたのではないか」と話している。
いこいの踏切跡(大成第五踏切)の心霊考察
いこいの踏切跡での心霊現象は、過去に多くの命が失われたことから生じた地縛霊の影響だと考えられている。
事故や自殺で亡くなった人々の魂がこの場所に囚われ、成仏できずに今もなお彷徨っているという説が有力である。
特に、女性の霊や車の異常現象は、ここで命を落とした人々の無念が形を変えて現れ続けているのだろう。
現在、この踏切跡は静かな住宅街の中にあり、心霊現象の報告は少なくなってきているが、未だに心霊スポットとしての人気は根強い。
訪れる際には、地元住民に配慮し、静かに行動することが求められる。
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