信愛病院｜ウワサの心霊話

熊本県にある信愛病院は、かつて病院として機能しないまま廃墟となった謎多き施設である。その不気味な背景から、白衣の看護師や霊安室にまつわる怪奇現象が数多く噂され、訪れる人々を恐怖に陥れている心霊スポットである。今回は、信愛病院のウワサの心霊話を紹介する。

信愛病院とは？

信愛病院は、熊本県熊本市北区に位置する廃病院であり、心霊スポットとして有名である。

この病院は、正式には開業することがなかった未成病院で、施設としては病院と老人ホームを兼ねた建物であったと考えられている。

建設は1967年から1970年頃に行われたが、計画途中で放棄され、そのまま廃墟となった。

そのため、内部には食堂、浴場、レントゲン室と思われる部屋などが確認されているが、実際に患者を受け入れたことはない。

特に1階奥の「霊安室」とされる部屋や、未完成の構造がもたらす不気味な雰囲気が、心霊現象の噂を後押ししている。

信愛病院の心霊現象は、次のようなものが報告されている。

病院内を探索する際に、白衣を着た看護師が歩いている姿を見たという報告が複数存在する。

特に夜間の訪問では、この幽霊が病院内を徘徊する様子が目撃されることが多いとされている。

病院内の物品を持ち帰ると「返して」と電話がかかってくる

信愛病院で見つけた物を持ち帰ると、帰宅後に電話がかかってきて「返して」と繰り返されるという噂がある。

この電話の声は無機質で冷たい女性の声とも言われており、持ち帰った物品を返すことで収まるとのことだ。

1階の奥にある鉄扉で封鎖された部屋は、かつて霊安室であったとされる。

窓のないこの部屋で写真を撮ると、不気味な影や人の姿が高確率で写るとの噂がある。

建物内を探索していると、天井の方から女性の笑い声が聞こえるという報告がある。

実際にこの声を聞いた人は数多く、音の出どころは不明のままである。

夜間の探索中、窓の外に人影が見えるが、その後確認すると誰もいないという現象が繰り返し報告されている。

この影は男性や女性の形を取ることが多いとされる。

高校卒業後、友人と訪れた際に、2階に上がると持参していたジッポライターが突然使えなくなった。

怖くなって1階に戻ると、周囲には10人ほどの人影が見えたが、車から再度確認すると誰もいなかった。

車内に戻るとライターは正常に点火した。

4人で訪問した際、入口付近で女性の笑い声を聞いた。

その直後に撮影した写真には髪の長い女性の霊が写っていた。帰宅後、写真を確認した友人から指摘されるまで気づかなかった。

その後、撮影者は体調を崩し、1ヶ月間毎晩同じ時間にうめき声を発するようになった。

信愛病院にまつわる噂は、その廃墟としての不気味さが原因と考えられる。

実際に病院が稼働していないことから、医療事故や事件が起きた可能性は低い。

しかし、廃墟特有の雰囲気や暗闇での錯覚が、訪問者に心理的影響を与え、心霊現象と認識される場合がある。

また、建物が未完成であることや霊安室とされる部屋の存在が、怪奇現象の噂を生む背景となっている可能性が高い。

信愛病院は私有地であり、無断での立ち入りは不法侵入に該当する。

また、建物は老朽化が進んでおり、崩落の危険性があるため、決して訪問しないようにしよう。