千葉県匝瑳市にある新村城跡は、戦国時代の悲劇的な歴史を持ち、その後心霊スポットとしても有名になった場所である。城跡では、笹姫と呼ばれる姫の霊が井戸付近や国道で目撃されており、さらに30年前に起きた落石事故の影響で、首のない男性の霊が現れるといったウワサが絶えない。今回は、新村城跡のウワサの心霊話を紹介する。
新村城跡とは?

新村城跡は、千葉県匝瑳市にある戦国時代の城跡で、三谷氏によって治められていた。
この城は、標高27mの半島状台地に築かれており、築城の詳細は不明だが、城主は三谷蔵人佐胤重(みたにくらんどのすけたねしげ)とされている。
新村城は、椎名一族の攻撃を受けて落城し、城主胤重は自害、娘の笹姫も井戸に身を投げたという悲劇的な歴史を持つ。
その後、城跡には八雲神社が建てられ、笹姫が身を投じたとされる井戸跡には「一夜塚」がある。
しかし、この静かな歴史的遺構が、近年恐ろしい心霊スポットとしても知られるようになったのは、30年ほど前に起きたある事故がきっかけである。
新村城跡の心霊現象
新村城跡にまつわる心霊現象は次の通りである。
- 井戸に身を投げた笹姫の霊が城跡や国道で目撃される
- 落石事故の現場で首のない男性の霊が目撃される
- 夜になるとすすり泣く女性の声が聞こえる
- 城跡近くで、急に体が重くなると感じる霊的な圧力を感じることがある
これらの現象は、特に深夜や事故があった場所付近で報告されている。
新村城跡で最も有名な心霊現象は、戦国時代に井戸に身を投じた笹姫の霊である。
笹姫は父親が自害した後、追い詰められて自ら命を絶ったと言われており、その怨念が今もこの場所に留まっていると考えられている。
特に、城跡周辺や新村城に通じる国道で白い着物を纏った女性の姿が目撃されることが多く、これは笹姫の霊であるとされている。
さらに、30年前にこの城跡の近くで道路工事が行われていた際、工事車両に崖から落石が直撃し、運転手が首を切断され即死するという恐ろしい事故が起こった。
この事故の後、現場では首のない男性の霊が目撃されるようになり、地元ではこの事故は笹姫の怨念によるものではないかと囁かれている。
また、夜になると、井戸の付近で女性のすすり泣きが聞こえるという報告も絶えず、その場所を訪れた人々の中には、何かに押しつぶされるような霊的な圧力を感じるという体験をする者もいる。
新村城跡の心霊体験談
実際に新村城跡を訪れたある男性は、夜遅くに井戸の近くで突然体が重くなり、足を動かすことができなくなったと言う。
しばらくして、背後からすすり泣く声が聞こえ、彼はその場を逃げ出すようにして離れたが、その後も体調不良が続いたという。
この体験談は、笹姫の霊がまだこの場所に留まり、人々に影響を与えていることを示唆している。
新村城跡の心霊考察
新村城跡にまつわる心霊現象は、戦国時代の悲劇や30年前の落石事故が原因であると考えられている。
特に笹姫の霊は、その怨念が非常に強く、彼女の未練が今もこの地に残り続けていると信じられている。
また、落石事故の後に目撃される首のない男性の霊は、事故により無念の死を遂げた運転手の霊が未だ成仏できていないためではないかと考えられる。
新村城跡は歴史的な場所でありながら、心霊現象が多く報告されるため、地元住民の間では恐れられている場所である。
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