埼玉県所沢市に位置する「十人坂の石仏」は、戦に敗れた武士や疫病に苦しんで亡くなった人々を祀るとされ、心霊スポットとして知られている。古くから祟りがあると伝えられ、この坂では事故や事件が絶えない場所として恐れられている。今回は、十人坂の石仏にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
十人坂の石仏とは?
十人坂は、所沢高校の近くに位置し、坂の下に10体の石仏が並んでいる。
この石仏の存在については、複数の説が伝わっている。
一つの説では、昔、戦に敗れた10人の武士がこの地で切腹を命じられ、その供養のために石仏が建てられたという。
この説によれば、石仏には武士たちの無念が宿り、今もなおその魂が坂をさまよっているとされる。
もう一つの説は、四国巡礼や伊勢参りの途中で疫病に倒れた人々の霊を弔うために、この石仏が建てられたというものである。
このように、十人坂は死者を祀る場所として知られており、歴史的にも多くの霊的エネルギーが集まる場所だと言われている。
さらに、実際の石仏の配置は、かつて墓地にあった無縁仏の石塔が、道路拡張工事の際に現在の場所に移されたものだという説も存在する。
この背景から、石仏の存在自体が霊的な要素を帯びていると考えられている。
十人坂の石仏の心霊現象
十人坂の石仏では、次のような心霊現象が報告されている。
- 石仏の周囲で事故や事件が多発する
- 石仏が夜になると表情を変える
- 霊の気配を感じ、背後に視線を感じる
- 車で坂を下ると、誰もいないのに重い気配が車に乗り込んでくる
これらの現象が恐怖を誘い、訪れる者を不安にさせている。
石仏の周囲で事故や事件が多発する
十人坂では、昔から交通事故や不審な事件が多発しているという。
特に「死亡事故多発注意」の看板が目立ち、通るたびに新しい献花が飾られていることが報告されている。
この地域は特に事故が多く、地元の人々の間では「祟り」が原因ではないかという噂が広がっている。
石仏が夜になると表情を変える
日中は普通の石仏だが、夜になるとその表情が変わるという報告がある。
特に目や口の部分が動くように感じるという体験談が多く、じっと見つめると霊的な影響を受けると言われている。
実際にこの現象に遭遇した者は、急に恐怖に襲われ、その場から逃げ出さざるを得なかったと証言している。
霊の気配を感じ、背後に視線を感じる
石仏の前を通りかかると、背後に誰かが立っているような視線を感じるという現象が多く報告されている。
この不気味な視線は、石仏の前を通過する度に強くなり、まるで霊が追いかけてくるように感じられる。
特に、武士の霊が近くにいるとされ、この霊的な存在が訪問者に圧迫感を与えるのだという。
車で坂を下ると、誰もいないのに重い気配が車に乗り込んでくる
車で坂を下る際、しばしば「何かが車に乗り込んできたような重い気配」を感じるという恐ろしい体験談もある。
特に深夜にこの坂を通ると、突然背後の座席に何者かの存在を感じることがあり、恐怖のあまりその場から一気に逃げ出す者が後を絶たない。
十人坂の石仏の心霊体験談
ある訪問者は、深夜に十人坂を車で通過していると、突然背後から誰かの気配を感じ、冷たい風が車内を流れたという。
背筋に冷たい感覚を覚えながらも、石仏の前を過ぎると、その気配は消えたという。
彼は後に、石仏の祟りが原因であると考え、二度とその道を通ることはないだろうと語っている。
十人坂の石仏の心霊考察
十人坂の石仏は、その歴史的背景や、かつての戦いや疫病の影響を受けた地であることから、霊的な力が強く宿っていると考えられている。
また、石仏の祟りが事故や事件に関与している可能性も指摘されており、訪れる際は慎重な行動が求められる。
祟りや霊障がこの地域に根付いているのかもしれず、石仏が持つ強い霊的なエネルギーは、今でも多くの人々に影響を与えているのだろう。
十人坂の石仏は、訪問者にとって恐怖を与える心霊スポットとして、今もなお多くの心霊現象を報告され続けている。
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