竹尾コーポには、未完成のまま放置された棟が存在し、訪れる者が異様な視線や足音、寒気を感じるというウワサが絶えない。この廃墟には過去の住人の痕跡が残され、不気味な雰囲気が漂う場所であるとされている。今回は、竹尾コーポのウワサの心霊話を紹介する。
竹尾コーポとは?
竹尾コーポは茨城県稲敷市に位置する二階建ての廃墟アパート群である。
畑や田んぼに囲まれた一角に孤立して建つその様子は、異様な雰囲気を醸し出している。
このアパートは1990年代初頭に建設されたとされ、かつては住人がいた痕跡も見られる。
しかし、一部の棟は未完成のまま放置され、火災の跡も確認できる。
その後の建物は荒れ果て、部分的に解体されかけたまま放置されており、廃車や不法投棄されたゴミが散乱しているため、地元の住人もあまり近づかない場所となっている。
この場所には過去の生活の痕跡として、家具や日用品、さらには写真や日記帳まで残されており、かつての住人たちが突然ここを去らねばならなかったような、謎めいた雰囲気が漂う。
心霊スポットとして知られているわけではないが、その異様な雰囲気から、訪れた人が恐怖を感じることが多い場所である。
竹尾コーポの心霊現象
竹尾コーポの心霊現象は、
- 廃墟の窓から誰かがこちらを見ているような気配
- 夜間に聞こえるかすかな物音
- 建物内で足音が響く
- 未完成棟に漂う異様な寒気
である。竹尾コーポに訪れた者の中には、廃墟の窓からじっと見つめられているような感覚を覚える者が多い。
特に、未完成のまま放置された棟では、その窓から無言で見つめられるような視線を感じるという。
この棟は他の建物とは異なり、途中で建設が止まっているため、訪れる者に異様な印象を与える。
また、アパート群に足を踏み入れると、夜間にかすかに響く物音や足音が聞こえてくることがあり、その音の出所は不明のままである。
さらに、冬場に訪れると、その未完成棟の付近で異様に冷たい寒気に襲われることがあり、まるでそこに何かが潜んでいるかのように感じられる。
この冷気は他の場所にはなく、未完成棟特有のものである。
これに加えて、不法投棄された廃車や古い家電などが散乱しているため、雰囲気が一層不気味さを増している。
竹尾コーポの心霊体験談
ある訪問者は夜に竹尾コーポを訪れた際、遠くから廃墟の窓を見上げると、何者かの影がちらりと現れたという。
しかし近づいて確認すると、そこには誰もいなかった。
また、別の体験者は、未完成棟を通りかかった際、突然背後から足音が聞こえてきたと証言している。
振り返っても誰もいなかったが、その足音はしばらくの間続き、次第に消えていったという。
周囲に人がいる様子はなく、荒れ果てた静寂の中での出来事に、ただ恐怖しか感じられなかったと語っている。
竹尾コーポの心霊考察
竹尾コーポで起きる怪奇現象の多くは、未完成のまま放置された棟に集中しているようである。
窓からの視線や足音、異様な寒気などは、そこで何かが起こったことを示唆している可能性がある。
一説によれば、建設途中に何らかの理由で作業が中断され、そのまま完成を見ずに放置されたために、建物には負のエネルギーが溜まっているのではないかとも言われている。
過去の住人たちが残した思い出の品々がそのまま残されていることも、この場所に何かが取り憑いているかのような印象を強めている。
また、火災跡や放火のウワサもあるため、竹尾コーポには怨念が集まりやすい場所であるとも考えられる。
この場所を訪れる際には、ただの廃墟と侮らず、慎重に行動することが推奨される。
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