埼玉県寄居町に架かる玉淀大橋。昼間は美しい景観を楽しむことができるが、夜になると心霊スポットとしての一面が顔を覗かせる。橋では過去に多数の自殺や事故が起こっており、地元では幽霊が出るとの噂が絶えない。今回は、玉淀大橋のウワサの心霊話を紹介する。
玉淀大橋とは?
玉淀大橋は、埼玉県寄居町の国道254号線に位置し、荒川を渡る全長225メートルの橋である。
昭和55年(1980年)に開通し、景勝地「玉淀」の名を冠している。
橋の周囲には美しい自然が広がり、春には桜、秋には紅葉を楽しむことができ、観光スポットとしても人気がある。
しかし、玉淀大橋はその美しい景観とは裏腹に、数多くの事故や自殺の舞台となっている。
近隣住民の間では、橋で亡くなった人々の霊がさまよい、夜になると心霊現象が起きると噂されている。
玉淀大橋の心霊現象
玉淀大橋で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 幽霊の目撃情報
深夜になると橋の上や周辺で白い影や霊の姿が目撃されることがある。
- 足音
誰もいないはずの橋の上で、突然後ろから足音が聞こえてくる。
- 声が聞こえる
橋の中央部で、川の流れに混じって「助けて」といった声や、すすり泣くような女性の声が聞こえることがある。
- 謎の光
深夜、橋の上で異様な青白い光が浮かび上がるという報告もある。
これらの現象は、橋で亡くなった人々の霊が未だにこの場所に留まり、自分たちの存在を知らせようとしているのではないかと考えられている。
橋の上やその周辺で幽霊が目撃されるという話は数多く寄せられている。
特に、夜中に車で橋を渡ると、運転中に突然バックミラーに白い影が映り込み、振り返っても誰もいないという話や、橋の中程で青白い光が浮かび上がり、近づくと消えてしまうという体験談が多い。
さらに、橋の下を流れる荒川の中から「助けて」と女性の声が聞こえたという話もあり、その声を聞いた人は強烈な寒気を感じたという。
川に目を向けてもその姿は確認できず、その場から逃げるように立ち去ったという報告がある。
これらの現象の背景には、玉淀大橋で起きた過去の事件や事故が関係しているといわれている。
2020年5月3日、玉淀大橋の欄干に車が衝突し、運転していた男性が橋から転落、河川敷で死亡しているのが発見された。
この事故は自殺か事故かは不明だが、心霊スポットとしての玉淀大橋の存在を再び世間に知らしめる出来事となった。
玉淀大橋の心霊体験談
橋の上で幽霊を目撃したり、奇妙な体験をした人々の体験談は数多い。
例えば、ある人は深夜に橋を歩いていた際、後ろから「一緒に来て」と女性の声が聞こえ、振り返ると青白い光が自分に向かってくるのを目撃したという。
また、別の人は橋を渡る車の中で、突然窓に手形が付いていたという恐怖体験をしている。
さらに、地元の人々の間では「幽霊バス」の噂も広まっており、橋の上で見かけることがあるという。
これは、見た目が古いボンネットバスで、運転手も乗客もいないのに突然現れ、しばらくすると消えてしまうというものである。
玉淀大橋の心霊考察
玉淀大橋にまつわる心霊現象の多くは、過去の悲劇に関連していると考えられる。
特に、橋の上や川で命を落とした人々の霊がこの場所に留まり、自分たちの無念を訴えかけようとしているのではないかとされている。
また、霊感の強い人々は、この橋を「霊の集まる場所」として警戒しており、近づくことを避けている。
彼らは、成仏できない霊が新たな犠牲者を引き寄せようとしている可能性があると指摘している。
玉淀大橋を訪れる際には、特に夜間の訪問を避け、注意を払うことが勧められる。
霊たちが呼び寄せるその場所で、何が起こるかわからないからだ。
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