愛媛県松山市にある松山工業高校(通称:松工)と松山南高校の間に位置する、一見何の変哲もない電話ボックス。しかし、この場所には数々の恐ろしい心霊現象のウワサがある。今回は、松工裏の電話ボックスにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
松工裏の電話ボックスとは?
松工裏の電話ボックスは、愛媛県松山市にある松山工業高校と松山南高校の間の道路沿いに設置されている。
この電話ボックスは、地元では心霊スポットとして知られており、過去に恐ろしい事件があったと伝えられている。
噂では、次のような事件が語られている。
- 近くの高校に通っていた女子生徒が電話ボックス内で殺害された
- 近くに住む専門学校の女性が自宅で襲われ、警察に通報しようと電話ボックスまでたどり着いたが力尽きてしまった
- カトリック系高校の女性教師が電話ボックスで襲われ、殺害された
これらの噂が事実かどうかは定かではないが、昭和59年に看護学生がアパートで銃殺された事件が実際に発生している。
犯人は未解決のまま時効を迎えている。
この事件と電話ボックスの関係は明確にはされていないが、多くの心霊現象が報告されている以上、無関係とは言い切れない。
さらに、昭和47年5月1日午後10時、夜間学校に通う女子大生(19歳)がこの電話ボックスを使用した後、20m先の松工正門前で通り魔に刺されて死亡する事件も発生している。
当時の現場は明かりがほとんどなく、犯行時間はわずか2~3分。手がかりがないまま事件は時効を迎えた。
これらの事件が、電話ボックス周辺で起こる怪異の原因となっているのかもしれない。
松工裏の電話ボックスの心霊現象
松工裏の電話ボックスで報告されている心霊現象は、以下の通りである。
- 車のライトで照らすと女性の顔が浮かび上がる
- 深夜2時頃に電話ボックスを使用すると、女性のうめき声が聞こえる
- 電話ボックス内で女性の霊が目撃される
- 電話ボックス周辺で不気味な気配を感じる
車のライトで照らすと女性の顔が浮かび上がる
最も有名な現象は、深夜に車のヘッドライトで電話ボックスを照らすと、ガラス面に女性の顔が浮かび上がるというものである。
この現象を目撃した者は恐怖のあまり、その場から逃げ去ることが多いという。
深夜2時頃に電話ボックスを使用すると、女性のうめき声が聞こえる
特定の時間、特に深夜2時頃にこの電話ボックスを使用すると、受話器から女性のうめき声が聞こえてくる。
低いうめき声やすすり泣きが響くこともあり、驚いて受話器を戻すと音は止むという。
電話ボックス内で女性の霊が目撃される
電話ボックス内で白い服を着た女性の霊が目撃されることもある。
透明なガラス越しに誰かが立っているのが見えるが、近づくとその姿は消えてしまう。
電話ボックスの扉を開けると、何もいないことがほとんどである。
電話ボックス周辺で不気味な気配を感じる
この電話ボックスの周囲では、誰もいないのに視線を感じたり、急に気温が下がったりすることがある。
特に霊感の強い人は、立ち入った瞬間に頭痛や寒気を覚えるという。
松工裏の電話ボックスの心霊体験談
「深夜、車で電話ボックスの前を通った時、助手席の友人が突然悲鳴を上げた。電話ボックスの中に女性が立っていたという。しかし、私には何も見えなかった。」
「興味本位で深夜2時に電話ボックスを訪れ、受話器を取った。すると、かすかに女性のすすり泣きが聞こえ、恐ろしくなってすぐに受話器を戻した。」
「写真を撮ろうとしたがシャッターが切れなかった。帰宅後にカメラを確認すると、電話ボックスの写真が何枚も撮影されていた。しかし、撮った覚えはない。」
松工裏の電話ボックスの心霊考察
この電話ボックスにまつわる心霊現象の原因は、過去に発生した未解決事件と関係がある可能性が高い。
特に、昭和47年の女子大生刺殺事件や、昭和59年の看護学生銃殺事件は、この場所に残留する霊的エネルギーを生み出したのかもしれない。
また、松山工業高校自体も心霊スポットとして知られており、体育館の近くには、かつて変質者によって子供が殺害されたという噂のある場所がある。
このように、松工裏の電話ボックスは単独の心霊スポットではなく、周辺地域全体に何らかの負の歴史が刻まれているのではないか。
いずれにせよ、松工裏の電話ボックスは、ただの都市伝説では済まされない、実際に多くの怪異が報告されている場所である。
深夜に訪れる際には、十分に注意すべきである。
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