青山霊園は、東京都港区に位置する自然豊かな都立霊園であり、数々の著名人が眠る場所として知られている。しかし、昼間の穏やかな雰囲気とは裏腹に、夜には恐ろしい心霊現象がささやかれるという。今回は、青山霊園のウワサの心霊話を紹介する。
青山霊園とは?
青山霊園は港区の北西に位置し、桜並木が美しい自然豊かな霊園である。
面積は約26ヘクタールで、もともとは明治時代に会津藩出身の桐生氏が開いた立山墓地から始まり、現在の青山霊園へと発展した。
1872年(明治5年)、美濃郡上藩(現在の岐阜県郡上市)藩主の青山家の下屋敷跡に設立され、当初は神葬祭墓地として使用されていた。
1874年(明治7年)には市民のための公共墓地となり、1889年(明治22年)に東京府から東京市に移管された。
1926年(大正15年)には日本初の公営墓地となり、現在は東京都が管理している。
桐生氏は土地の所有権を無償で提供し、代々立山墓地の管理を行っていたが、2008年に管理更新が断られた。
これは墓所使用料の未払い問題や無縁仏の改装などが理由である。
なお、霊園内の外国人墓地は無縁仏として改装されず、貸付対象外である。
青山霊園には明治維新の功労者や著名な文学者、政治家などの墓が多数存在する。
大久保利通や「解放運動無名戦士墓」、忠犬ハチ公の墓もあり、立山墓地には永田鉄山、木村兵太郎、相楽総三なども埋葬されている。
青山通り紀行④ 青山霊園
— とな (@TONASEAOFFICIAL) August 27, 2020
美濃国郡上藩主だった青山家の下屋敷跡に開設された初の公営霊園。
心霊スポットとしても知られていますが、
花見の季節には大勢の見物客が訪れますし、
青山・赤坂・六本木・西麻布を結ぶ交通の要衝でもあるので、
実は深夜でも車通りや人通りが多かったりします。 pic.twitter.com/ui6fhpLHT9
青山霊園の心霊現象
青山霊園の心霊現象は、
- タクシーに乗っていた女性が消えていた
- 青山霊園付近ではタクシーが停まってくれない
- ラップ音がする
- 異世界と繋がっている
- 親子と思われる人影が現れる
である。青山霊園は、昼間は平穏で多くの人々が訪れる場所であるが、夜になるとその雰囲気は一変し、数々の恐ろしいウワサがささやかれている。
タクシー運転手の怪談
青山霊園にまつわる怪談の中でも最も有名なのが、タクシー運転手が遭遇する恐怖のエピソードである。
ある深夜、一人のタクシー運転手が霊園付近で手を挙げた女性を拾い、しばらく走った後にバックミラーを覗くと、そこには誰も乗っていなかった。
それどころか、後部座席は不自然に濡れていたという。
また、目的地が霊園であったり、霊園から乗せたはずのお客がいつの間にか消えてしまうという複数のパターンが報告されている。
夜のタクシーが止まらない
青山霊園周辺では、夜になるとタクシーが停まらないという話が広まっている。
深夜に手を挙げても流しのタクシーは見向きもしない。
これも先のタクシーの怪談が影響しているのか、あるいは運転手たちが何か見えない力に警戒しているのかは定かではない。
ラップ音が響く
青山霊園では、夜中に突然「ラップ音」が響き渡るという不気味なウワサがある。
このラップ音と共に、誰かの存在を感じたという証言も多数寄せられている。
特に恐ろしいのは、これが屋外、しかも墓地で発生するという点である。
これが霊の出現を告げる予兆であるとしたら、寒気がすること間違いなしである。
異世界への入り口
冗談半分で深夜に肝試しをしに来た若者たちが、青山霊園で異世界に迷い込んでしまったという話もある。
その場所には、異次元への入り口があるというのである。
一歩足を踏み入れたら、もう戻れないかもしれない。
この場所での肝試しは、命を懸けた行為と言っても過言ではない。
謎の「!」標識
霊園周辺には、驚くべきことに「!」マークのみが描かれた標識が点在している。
通常であれば、標識には注意すべき内容が書かれているものであるが、これらには何の補足もない。
ウワサによれば、これらの標識は「幽霊に注意」を意味しているというものである。
もしこの標識を見かけたら、すぐにその場を離れるべきである。
深夜に浮かぶ大小の人影
最後に紹介するのは、深夜に目撃される大小二つの人影である。
青山霊園付近で車を運転していると、突然この人影が空中に浮かび上がり、やがて空へと吸い込まれていくのだという。
親子の霊とされるこの人影が、何か未練を残しているのかもしれない。
見る者を震え上がらせる恐怖の光景である。
これらの怪談は、青山霊園にまつわる不思議で恐ろしいウワサのほんの一部である。
霊園に訪れる際は、夜中の探索は控えた方が良いかもしれない…。
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