としまえんは、かつて東京都練馬区に存在した遊園地であり、2020年にその長い歴史に幕を下ろした。しかし、その閉園後もなお、多くの人々の間で語り継がれているのは、遊園地の裏に隠された数々の心霊現象である。今回は、としまえんのウワサの心霊話を紹介する。
としまえんとは?
としまえんは、かつて東京都練馬区に存在した遊園地である。
西武グループに属する株式会社豊島園(後の株式会社西武園ゆうえんち)が運営し、1926年(大正15年)より94年間にわたり営業を続け、2020年8月31日に閉園した。
現在は庭の湯と古城の塔のみが残り、跡地はスタジオツアー東京と都立練馬城址公園となっている。
西武豊島線豊島園駅の北西に隣接しており、室町時代に築城された練馬城の城址を中心に造園された。
名称は、同城を築城し治めた豊島氏に由来する。
そのため「豊島区内」あるいは「北区豊島」に所在しているとの誤解が生じやすいが、実際には練馬区向山三丁目に位置していた。
ただし、開園当初の地名は「東京府北豊島郡上練馬村」であった。
日本で最も古い遊園地の一つであり、首都圏有数の規模を誇っていた。
各種遊戯施設があるほか、春のソメイヨシノや初夏のアジサイの花の名所として、あるいは夏のプールなどで多くの地域住民が訪れる都会のオアシスであった。
コスプレイベントを開催するなど、様々なイベントも企画されていた。
併設のグラウンドは企業・学校の運動会にも利用され、地域密着型の遊園地であった。
「水と緑の遊園地」と自称し、園内には水や自然とふれあえる施設が設けられていた。
広大な屋外プールエリアがあり、夏場はプール、冬場は釣り堀として利用されていた。
このプールエリアには、世界初の流れるプールや波のプールのほか、ハイドロポリスという日本初で国内最大級のウォータースライダーが存在した。
ローカルルールとして、シールを含む入れ墨がある人の入場は禁止されていた。
としまえんの閉園は、防災公園化の都市計画に伴う東京都からの要請に応じたものであり、経営悪化や施設の老朽化などが理由ではないと公式に発表されている。
近年、入園者数は増加傾向にあり、改修や新施設の導入など、閉園直前まで投資が行われていた。
1957年、としまえんを練馬城址公園として整備する東京都の都市計画が指定された。
それ以降、地域住民の反対もあり、計画は進まなかったが、2011年に東日本大震災の教訓を受け、東京都が避難場所として広大な公園を作るため、当時の石原慎太郎都知事が中心となってより具体的な防災公園化計画を開始し、西武鉄道に対して土地買収および閉園の交渉が始まった。
その後、計画は一時停滞したが、2019年にワーナー・ブラザースが交渉に加わり、西武鉄道に対してハリー・ポッターシリーズのテーマパーク建設案が浮上。
また、東京都からの土地買収および閉園要請の回答期限が2020年度であったこともあり、2020年6月12日に同年8月末での閉園が正式に決定した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行する中、2020年7月13日から遊園地・プールともに入場制限が開始され、同年8月31日に閉園した。
隣接する敷地で営業していたトイザらスも同日に閉店したが、温泉施設「庭の湯」は引き続き営業を続けている。
今日も「としまえん」さまのお化け屋敷、大盛況だったみたいです!
— 今出彩賀@お化け屋敷社長 (@ImaideAyaka4499) May 5, 2019
私は…あれ…ゲート入ってからの記憶が…?
でも暗闇の中で、沢山の絶叫と優しい声を聞いた気がします。 pic.twitter.com/BX1s6QiKst
としまえんの心霊現象
としまえんの心霊現象は、
- 突然肩を叩かれる
- 少年の霊が出る
- 少女の霊が出る
である。としまえんでは、男性の霊と女性の霊の目撃が後を絶たないのである。
それだけではなく、誰もいないはずの背後で、突然肩を叩かれたという恐ろしい体験をした者もいる。
この異常事態に、スタッフもすでに気づいており、過去にお化け屋敷内で行方不明となった少年がいたこと、そしてその少年の霊が頻繁に目撃されていることが知られている。
しかし、霊の出現はお化け屋敷だけに留まらない。
ミラーハウスでは、かつて少女の霊が幾度となく姿を現したと報告されている。
としまえんそのものが、霊たちの住処となっているのかもしれない。
背後の手 引き裂かれた静寂 – 恐怖体験談
リュックを背負って館内を歩いていた時、後ろには誰もいないはずなのに、リュックが何度も「クイッ、クイッ」と引っ張られ続けていたのである。
外に出ると、リュックのポケットに入れていたスマホが地面に落ち、画面が派手に割れていた。いま、そのスマホでこの書き込みをしている。
お化け屋敷そのものは恐くないかもしれないが、霊感の強い者は近づかない方がいいだろう。
消えた少女 赤いズボンの不在者 – 恐怖体験談
約20年前、小学校の遠足でここを訪れた際のことである。
私は最後尾の右側で、友達と手を繋いでいた。
突然、誰もいないはずの右肩を「トントン」と叩かれたのだ。
振り向くと、後ろには誰もいなかった。
歩いて入るタイプのお化け屋敷で、私は4人で中を進んでいた。
何となく後ろを振り返ると、赤いズボンを履いた女の子が後ろを歩いていた。
外に出た後、彼女が気になり出口で待っていたのだが、ついに出てくることはなく、受付の人に確認したところ、私たち以外にその場に入っていた者はいなかったと言われたのである。
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