長崎県西海市にある「つがね落しの滝」は、地元でも特に恐れられる心霊スポットである。その背景には、隠れキリシタンの悲劇的な歴史や数々の不可解な現象が関係しているとされている。今回は、つがね落しの滝のウワサの心霊話を紹介する。
つがね落しの滝とは?
つがね落しの滝は、長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷に位置し、高さ約20メートルの岩盤を水が流れ落ちる美しい段瀑である。
滝壺が存在せず、水が直接平らな岩盤に流れ落ちるという珍しい形状で知られている。
また、滝の名前の由来は、この地域に多く生息する「つがね」(モクズガニ)が、滝とともに落ちることにちなむ。
滝へは薄暗いトンネルを通って到達する。
このトンネルは、日中でも不気味な雰囲気を漂わせ、心霊現象が頻発する場所としても有名である。
また、この滝の近辺は、かつて隠れキリシタンが迫害を逃れ隠れ住んだ場所であり、悲劇的な歴史が影を落としている。
つがね落しの滝の心霊現象
つがね落しの滝は、数多くの心霊現象が語り継がれる恐怖のスポットである。以下のような心霊現象が報告されている。
- トンネル内に白い顔が浮かび上がる
- トンネル内で女性のすすり泣きが聞こえる
- 滝の水面を人影が歩くのを目撃
- 自殺者の霊が現れる
- 何者かに手足を引っ張られる感覚に襲われる
- キリシタンの霊が滝周辺に出没する
トンネル内に白い顔が浮かび上がる
トンネル内で、壁や空間に白い顔が突然現れるという現象が報告されている。
この顔は、不気味な微笑みを浮かべていたという証言もある。訪れた人々の間で写真に写り込むこともあり、現象の信憑性を高めている。
女性のすすり泣きが聞こえる
滝へ続くトンネルでは、夜間に女性の泣き声が聞こえることがある。
この声は悲しげであり、まるで何かを訴えているかのようだとされる。
滝の水面を人影が歩く
滝の水面を、実体のない人影がゆっくりと歩いているのが目撃されることがある。
この人影は、江戸時代にこの地で命を落とした隠れキリシタンの霊ではないかと噂されている。
自殺者の霊
つがね落しの滝は自殺の名所でもあり、過去にここで命を絶った人々の霊が現れるとされる。
無表情で立ち尽くす姿や、手招きするような仕草が目撃される。
手足を引っ張られる感覚
滝周辺では、何者かに手足を引っ張られる感覚に襲われることがある。
体温が急激に下がる、体の一部が重たくなるなどの体験談も語られている。
つがね落しの滝の心霊体験談
トンネル出口での恐怖
真夏の夜、友人と訪れた際、トンネルを抜けると出口に立つカップルと遭遇した。
しかし、自分たちのびしょ濡れの姿を見たカップルが、腰を抜かし泣き叫んだという。
後に「幽霊に間違われた」と笑い話にしたが、薄暗いトンネル内で感じた異様な気配は忘れられないという。
写真に映る無数の顔
滝を訪れた高校生が写真を撮影した際、滝の写真には無数の顔が映り込んでいた。
この写真を見た友人が怯え、後にその写真を処分したという。
白い物体と黒い影
ある訪問者が夜中に滝を訪れた際、橋を渡ろうとした瞬間、白い物体と奥に黒い影が浮かび上がるのを目撃。
帰り道には偏頭痛に襲われたと語っている。
つがね落しの滝の心霊考察
つがね落しの滝の心霊現象の多くは、この地の歴史的背景に起因していると考えられる。
隠れキリシタン迫害の舞台であり、悲劇的な出来事が多発した場所であることが、その背景にあるだろう。
また、滝が自殺の名所としても知られることから、この地に漂う「負のエネルギー」が霊的現象を引き起こしている可能性がある。
訪れる際には、十分な注意を払うべきである。
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