常山城跡のウワサの心霊話

常山城跡は戦国時代の激戦地であり、落城の際に起きた悲劇的な出来事が数多くの心霊現象を引き起こしていると噂される。今回は、常山城跡にまつわるウワサの心霊話を紹介する。

常山城跡とは?

常山城跡の外観

常山城(つねやまじょう)は、岡山県岡山市南区と玉野市にまたがる標高300メートルの常山山頂に築かれた山城である。

築城は文明年間(1469年~1486年)で、備中の戦国大名・三村氏の姻戚である上野氏によるものとされている。

戦国時代の最盛期、常山城は三村氏一族の拠点として栄えた。

しかし、1575年(天正3年)、毛利・宇喜多連合軍による攻撃を受け、城主上野隆徳(うえのたかのり)とその妻鶴姫(つるひめ)、さらに侍女たちを含む一族全員が自害して果てた。

特に鶴姫は自ら鎧をまとい、侍女34名を率いて敵陣に突撃するも、奮闘虚しく自害したという悲劇的な逸話が伝わる。

現在、城跡には鶴姫と侍女たちの墓が34基「女軍の墓」として残されており、その場所には深い歴史的意義が刻まれている。

常山城跡の心霊現象

常山城跡で報告されている心霊現象は以下の通りである。

  • 女性の霊の目撃
  • 鎧姿の武者の霊
  • 心霊写真やオーブの撮影
  • 異様な重圧感や視線
  • 人の声や足音

女性の霊の目撃

城跡では白い着物を着た女性の霊が頻繁に目撃されている。

これは落城時に自害した鶴姫や侍女たちの霊であると考えられており、特に「女軍の墓」周辺での目撃例が多い。

鎧姿の武者の霊

鎧兜を身にまとった武者の霊が城跡で出現すると言われる。

これらは落城時に命を落とした城兵たちの霊であり、彼らの無念が未だにこの地に留まっているとされる。

心霊写真やオーブの撮影

訪問者が撮影した写真に、不自然な光の球(オーブ)や人影が写り込むことが多い。

特に「腹切岩」や「女軍の墓」周辺で心霊現象が強く現れる。

異様な重圧感や視線

城跡を訪れた人々の多くが、異様な重圧感や誰かに見られているような視線を感じると語る。

特に夜間や霧が立ち込める日には、その感覚が一層強まるという。

人の声や足音

深夜、城跡周辺で人の話し声や足音が聞こえることがある。

これらは城内で命を落とした者たちの霊が発しているとされている。

常山城跡の心霊体験談

体験談1: 声と重圧感

約20年前、城跡を訪れた際、周囲から鳥のような声が聞こえ始めた。

その声は次第に大きくなり、肩や背中が重くなる感覚に襲われた。

さらに、「ここから立ち去れ」という強い意思を感じ、恐怖心から急いで逃げ帰った。

体験談2: 夜間の視線と叫び声

ある訪問者が深夜に一人で城跡を訪れた際、登りの途中で足が動かなくなった。

その後、後ろから視線を感じ、下山中には女性の話し声や叫び声が右側の茂みから聞こえ続けたという。

これらの現象に耐えながら下山したものの、生きた心地がしなかったと語っている。

常山城跡の心霊考察

常山城跡で報告される心霊現象の多くは、落城時の悲劇的な出来事に起因していると考えられる。

特に鶴姫や侍女たちの壮絶な最期は、未練や無念の感情としてこの地に残り続けている可能性が高い。

また、多くの命が失われた場所であることから、霊的なエネルギーが高まっているとも推測される。

観光地としても訪問者が多い一方、霊的な現象に敏感な人々は、訪れる際には十分な注意を払うべきである。

特に夜間や霧の立ち込める日は、異常な感覚や現象に遭遇する可能性が高まるため、慎重に行動することが求められる。

常山城跡は、歴史的な価値とともに、深い霊的背景を持つ場所である。

その二面性を理解し、訪問する際には敬意を払い、過去の悲劇に思いを馳せることが必要であろう。

常山城跡の地図

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【管理人】狐憑きのたる

狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。