福岡県春日市にある春日北中学校近くの地下道には、昔から「霊が通る道」として知られる不気味なウワサが存在する。今回は、春日北中学校近くの地下道にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
春日北中学校近くの地下道とは?

福岡県春日市の北部、春日北中学校の北側に位置する歩行者用の地下道は、西鉄天神大牟田線の雑餉隈(ざっしょのくま)駅と井尻駅の間にある線路の下を通る通路である。
この地下道は地元住民にとって生活道路であり、通学や通勤など日常的に利用される場所である。
しかし、この地下道には昔から「霊が通る道」であるというウワサが絶えない。
特に夜間には近づくのを避ける住民もおり、地域に根づいた“曰くつきの場所”として恐れられている。
春日北中学校近くの地下道の心霊現象
春日北中学校近くの地下道の心霊現象は、
- 正体不明の霊が現れる
- 地下道の壁から白い手が現れる
- 誰もいないはずなのに肩をつかまれる感覚がある
- 足音やうめき声が聞こえることがある
である。以下、これらの怪異について記述する。
この地下道では、まず「正体不明の霊が現れる」という目撃談が多数存在する。
ある者は全身がぼんやりと発光しているような人影を見たと言い、また別の者は目を合わせた瞬間、身体が凍りつくような感覚に襲われたと証言している。
特に恐ろしいのは「壁から白い手が現れる」という現象である。
かつて子どもたちの間で肝試しの場として使われていたが、そこで実際に“いくつもの白い手が壁からにゅうっと突き出てきて、自分の肩をつかまれた”という証言が残されている。
叫び声を上げて逃げ出したというその人物は、しばらくの間、原因不明の高熱に苦しんだという。
また、「誰もいないはずなのに肩をつかまれる感覚がある」と訴える者もおり、それは昼夜を問わず突如として起こるという。振り返っても誰もいない。
だが、確かに“重み”と“感触”だけが残るという。
さらに、夜中にこの地下道を通ると、「誰かの足音」や「低いうめき声」が後ろからついてくることがあると言われている。
どれも録音や記録に残すことはできず、現場にいる者だけがその現象に触れることができるという点が、この場所の不気味さをさらに増している。
春日北中学校近くの地下道の心霊体験談
地元住民の一人が中学生の頃、友人たちと肝試しにこの地下道を訪れたという。
最初はふざけ半分で歩いていたが、突如、地下道の中ほどで空気が変わり、急に静まり返った。
そして、友人が「今、肩…誰かの手が…」とつぶやいた瞬間、その場にいた全員の背後の壁から、白く細い手が何本もにょきにょきと現れたという。
驚きと恐怖で悲鳴を上げて逃げ出したが、その後、手をつかまれたという友人は数日間、誰とも話さず、自室に引きこもるようになったという。
彼が何を見て、何を感じたのか、それを語ることは二度となかったという。
春日北中学校近くの地下道の心霊考察
この地下道にまつわる心霊現象は、「霊の通り道」という言葉で片づけるにはあまりにも具体的かつ一致した証言が多いのが特徴である。
特に「白い手」の出現は、複数の人物が異なる時期に体験している点に注目すべきである。
また、“通学路”という日常空間に突然異界が出現するこのケースは、日常と非日常の境目が薄い場所――いわゆる「異界の裂け目」に近い状態である可能性もある。
地中に埋まった旧道や墓地跡など、地下に何かしらの歴史的背景があった可能性も否定できない。
いずれにせよ、春日北中学校近くの地下道は、ただの通路とは思えない“何か”が存在する場所である。
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