ヴァンガード竜串のウワサの心霊話

ヴァンガード竜串は、高知県土佐清水市にある廃墟ホテルで、多くの心霊現象が報告されている場所である。今回は、ヴァンガード竜串のウワサの心霊話を紹介する。

ヴァンガード竜串とは?

ヴァンガード竜串の外観

ヴァンガード竜串は、1973年(昭和48年)に「竜串ハイランドホテル」としてオープンしたリゾートホテルである。

高知県の海沿いに位置し、太平洋を一望できる絶景が売りだった。

しかし、経営難により一度閉鎖。

その後、1990年(平成2年)に「ヴァンガード竜串」としてリニューアルオープンしたものの、わずか2年で再び廃業に追い込まれた。

以来、廃墟として残り、その異様な外観と数多くの心霊現象がウワサされる心霊スポットとなっている。

また、このホテルは稲川淳二氏の「恐怖の現場」シリーズでも取り上げられ、特に301号室や403号室、展望室における霊の目撃情報が注目された。

ヴァンガード竜串の心霊現象

ヴァンガード竜串で報告される心霊現象は以下の通りである。

  • 全身ずぶ濡れの女性の霊(301号室に出現)
  • 青白い顔の男性の霊(403号室に出現)
  • 展望室に現れる男性の霊
  • 屋上のテラスに浮かぶ人魂
  • 各部屋から聞こえるうめき声

301号室:全身ずぶ濡れの女性の霊

301号室では、水難事故を連想させるような全身ずぶ濡れの女性の霊が繰り返し目撃されている。

この霊は、長い髪から水が滴り落ちる様子がはっきりと見えるほど生々しいという。

訪問者が部屋に足を踏み入れると、まるで水場から這い上がってきたかのように現れ、冷たい視線でじっと見つめてくる。

その視線は強い怨念や悲しみを感じさせ、助けを求めているようにも見えると語られている。

目撃者の中には、この霊が床に水たまりを残して消えたと証言する者もいる。

403号室:青白い顔の男性の霊

403号室では、水死したかのように顔が青白く変色した男性の霊が頻繁に現れる。

この霊はベッドの端や窓際に座っていることが多いと言われており、その無表情さと異様に濡れた服装が目撃者を凍りつかせるという。

特にこの霊の存在が強調されるのは、その姿が突然消えた後に部屋全体に湿った空気が漂うことからである。

ある訪問者は、霊の姿を見た瞬間に背中に重い圧迫感を覚え、すぐに部屋を出たものの、外に出てもその感覚がしばらく続いたと語る。

展望室:男性の霊

展望室では、無言で訪問者を見つめる男性の霊がしばしば目撃されている。

彼の霊は窓際に立っていることが多く、遠くの海を眺めているかのように見える。

目が合った瞬間、その視線が鋭く凍りつくような恐怖を呼び起こすとされている。

この霊はまるで「ここから逃げられない」と言わんばかりの存在感を放ち、目撃者の多くはその後数日間、男性の視線を思い出しては不安に苛まれるという。

屋上テラス:浮かぶ人魂

夜になると、屋上のテラスには無数の人魂が青白い光を放ちながら漂う光景が目撃される。

これらの人魂は無秩序に動き回るわけではなく、一定のリズムで揺れるように浮遊する。

その光は静寂の中で異様な存在感を放ち、見ている者に強烈な不安感を与えるという。

地元では、これらの人魂はかつての宿泊客や関係者の魂が現世を彷徨う姿だと信じられている。

各部屋から聞こえるうめき声

建物全体に広がる異様な現象として、各部屋から苦しむようなうめき声が聞こえるという報告が後を絶たない。

これらの声は深夜に最も頻繁に聞こえるとされており、声の主が誰であるのかは一切わからない。

声が聞こえる部屋を特定しようとすると、音が不意に止まり、別の場所から再び聞こえ始めるという不可解な特徴がある。

この声を聞いた訪問者の中には、その後しばらく体調不良に見舞われる人もおり、霊的なエネルギーの影響ではないかと推測されている。

これらの現象は、ヴァンガード竜串に宿る恐怖の象徴とも言えるだろう。

訪問者にとって、この場所を探索することは肉体的だけでなく精神的なリスクを伴うものとなっている。

ヴァンガード竜串の心霊体験談

ある訪問者は、301号室の窓際でずぶ濡れの女性の霊がこちらを見つめているのを目撃し、その視線が忘れられないと語っている。

また、403号室で青白い顔をした男性の霊と遭遇した人は、その場から動けなくなるほどの恐怖を体験したという。

さらに、夜間に屋上を訪れた際、人魂が漂う光景を目撃したという体験談もある。

これらの証言は、ヴァンガード竜串がただの廃墟ではなく、心霊スポットとしての真実味を帯びていることを物語っている。

ヴァンガード竜串の心霊考察

ヴァンガード竜串で報告される心霊現象の背景には、この地での自殺や事故が関係している可能性がある。

特に、経営難を苦にしたオーナーが自ら命を絶ったとのウワサが事実であれば、その未練や怨念が建物全体に影響を及ぼしているのかもしれない。

また、各部屋から聞こえるうめき声や屋上の人魂は、この地に残された霊たちが現世に執着している証拠であるとも考えられる。

これらの現象が警告なのか、助けを求める声なのかは不明であるが、軽い気持ちでの訪問は控えるべきである。

最後に

ヴァンガード竜串は、その歴史と数多くの心霊現象から、高知県内でも有数の心霊スポットとして知られている。

訪れる際は、心霊現象の有無を確かめる好奇心だけでなく、安全面にも十分配慮する必要がある。

自己責任で行動し、過去の悲劇を尊重する心を忘れてはならない。

ヴァンガード竜串の地図

関連記事

この記事へのコメントはありません。

Amazonプライムビデオ【PR】

amazonプライム

カテゴリー

最近の記事

  1. 田原坂のウワサの心霊話
  2. 旧佐敷トンネル(旧佐敷隧道)のウワサの心霊話
  3. 阿蘇大橋のウワサの心霊話
  4. 信愛病院のウワサの心霊話
  5. 三井グリーンランドのウワサの心霊話

【管理人】狐憑きのたる

狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。