東京都台東区にある「吉原神社(弁天池跡)」は、遊女たちの悲劇が繰り返された歴史的な場所であり、心霊スポットとしても知られている。この神社は、吉原遊郭と深い関わりがあり、現在も供養の場として機能しているが、過去の出来事が影響して心霊現象が多く報告されている。今回は、この「吉原神社(弁天池跡)」にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
吉原神社(弁天池跡)とは?
吉原神社は、江戸時代から続く吉原遊郭の守護神を祀る神社として、1872年に5つの稲荷神社を合祀して創建された。
また、弁天池はかつて吉原遊郭の南西に位置し、遊女たちが集まる場所として知られていた。
しかし、1923年の関東大震災の際、多くの遊女が火事から逃れようと池に飛び込んだが、そのまま溺死してしまったという悲劇が起きている。
これにより、弁天池は日本有数の「死者の人口密度が高い」場所としても知られるようになった。
現在の弁天池跡は、当時の池が埋め立てられ、跡地には吉原神社が残っているが、過去の凄惨な出来事の影響で多くの心霊現象が報告されている。
吉原神社(弁天池跡)の心霊現象
吉原神社(弁天池跡)で報告されている心霊現象は、以下のようなものがある。
- 遊女たちの霊が現れる
- 強烈なおしろいの香りが漂う
- 心霊写真が撮影される
- 池の近くで女性の声が聞こえる
これらの現象は、特に深夜や午前0時を過ぎた時間帯に多く報告されている。
まず、「遊女たちの霊が現れる」という報告が多い。
この霊は特に午前0時を過ぎた時間帯に、遊女が火事から逃げ込もうとした当時の姿そのままに現れるとされている。
吉原の悲劇的な過去を象徴するこの現象は、訪れる者に強い恐怖を与える。
次に、「強烈なおしろいの香り」が突如として漂うことがあり、この匂いは遊女たちが身に纏っていた化粧の香りだと言われている。
霊感の強い人たちは、この香りが突然風に乗って通り過ぎるのを感じることが多いとされている。
また、「心霊写真が撮影される」という現象も報告されている。
観光客や心霊スポットを巡る人々が弁天池跡で写真を撮影すると、画面に不鮮明な人影や顔が写り込むことがあるとされている。
さらに、「池の近くで女性の声が聞こえる」という現象も多く報告されている。
この声は、当時の遊女たちの叫び声や助けを求める声だとされており、夜遅くに訪れる者にとって非常に不気味な体験を提供する。
吉原神社(弁天池跡)の心霊体験談
ある訪問者は、深夜に弁天池跡を訪れた際に、突然強いおしろいの香りが漂ってきたと証言している。
また別の訪問者は、池の近くで女性の声を聞き、恐怖に駆られてその場を離れたという。
このような体験談は数多く報告されており、心霊スポットとしての吉原神社の恐ろしさを物語っている。
吉原神社(弁天池跡)の心霊考察
吉原神社(弁天池跡)で報告される心霊現象は、1923年の関東大震災で犠牲になった遊女たちの魂が成仏できず、未だにこの地に留まっているためと考えられている。
また、吉原遊郭という土地柄も影響しており、遊女たちの悲劇的な人生が心霊現象として現れる原因となっているのかもしれない。
弁天池跡は、華やかな過去を持つ一方で、数々の悲劇を経験してきた場所であり、その二面性が心霊スポットとしての魅力を高めていると考えられる。
訪れる際は、その歴史的背景を理解しつつ、慎重に行動することが望ましい。
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