西新井駅から少し離れた場所に位置する西新井トンネルは、東武伊勢崎線と大師線のY字部分を潜り、3つのエリアを繋ぐ地下道である。地元では「お化けトンネル」と呼ばれ、数々の心霊現象が報告されている。今回は、西新井駅の地下道(西新井トンネル)のウワサの心霊話を紹介する。
西新井駅の地下道(西新井トンネル)とは?
西新井駅から少し離れた地下道(西新井トンネル)は、東武伊勢崎線と大師線のY字部分を潜り、3つのエリアを繋ぐ。地元では「お化けトンネル」と呼ばれ、心霊スポットとも言われている。
このトンネルには人と車を分ける歪んだ分厚い分離帯があり、空間も歪んでいて不思議な雰囲気が漂っている。
以前、この場所には踏切があり、その踏切で母子がひかれる事故があったため、踏切をなくし、このトンネルが作られたのである。
トンネルでは、誰もいないのに黒い影が見えたり、音が全く聞こえなくなったり、カーブミラーにいるはずのない人が映ったりするなど、多くの心霊現象の報告がある。
これらの経緯から、地元の人々からは「お化けトンネル」と呼ばれている。
深夜でもトンネル内は電灯がついていて明るいが、どこからか水が流れる音や薄暗さなど、独特な雰囲気がある。また、カーブミラーには幽霊のようなものが映るという報告が多く、階段に座っているという報告もある。
このトンネルは道が狭いうえにカーブが多く、自転車がガンガン坂道を滑走してくるため、違った意味でも恐ろしい場所である。
トンネルの長さは短く、駅が近くて周辺の人通りも多い場所のため、昼間に訪れると怖さは感じられないが、夜になるとその独特な雰囲気が一層際立つ。
西新井の地下道(西新井トンネル)は、戦後まもなくの時代において、踏切係員が遮断機を手動で開閉していた頃に関連している。
地下道は1956年(昭和31年)から1979年(昭和54年)の間に開通したとされ、その時期的には東京オリンピックに関連する都市計画の一環であった可能性がある。
かつてこの場所には踏切が存在し、その踏切で母子が轢かれる事故が発生したことがある。
その事故が原因で、現在では幽霊が出るというウワサが広まっているのである。
夜散歩のススメ「歪んだ分離帯、西新井駅の地下道」
— 上野タケシ (@ueno_takeshi) July 20, 2021
駅からは少し離れた地下道(西新井トンネル)、伊勢崎線と大師線のY字の3つのエリアを繋ぐ。お化けトンネルと呼ばれ心霊スポットとの話も。人と車を分ける歪んだ分離帯で空間も歪み。(東京都足立区栗原3)#夜散歩のススメ #東京夜散歩 #夜散歩 pic.twitter.com/EtX9yYi7LK
西新井駅の地下道(西新井トンネル)の心霊現象
西新井駅の地下道(西新井トンネル)の心霊現象は、
- 老女の幽霊が突然現れる
- トンネルに入ったときは大勢の人がいたのに、出ると誰もいなくなっている
- カーブミラーに映るはずのない人影
- 音が一切聞こえなくなる
- 黒い影がトンネルを横切る
- 真夏にもかかわらず、真っ黒い服を着た人物が現れる
である。ネット上でも少なくとも2005年には、「老女の幽霊が現れた」という恐怖の体験談が報告されており、人通りの多さにもかかわらず、様々な心霊現象が絶えない。
西新井トンネルの上には線路が走っており、昭和時代には踏切が存在していた。
しかし、ある日母子が轢かれる悲惨な事故が発生し、それ以来親子の幽霊が出現するようになったため、踏切は取り壊され、地下道が作られた。
このトンネルの天井には所々開口部があり、そこから線路が見える。
PM0〜1時には地下道を黒い影が移動することや、季節にそぐわない真っ黒な服を着た老女が歩いているという噂もある。
西新井駅の地下道の心霊体験談
仕事でこのトンネルを車で通ることがあるが、中のカーブミラーに映るはずのない人影を見たことがある。
また、このトンネル近くの環七満願寺交差点でも同様の目撃談を耳にした。
このトンネルは50年前から有名で、特に夜になるとカーブミラーに顔が映るとのこと。
地元のタクシードライバーは夜間、絶対にこのトンネルを通らない。
西新井駅前で客待ちしている人々も、その恐ろしさをよく知っている。
西新井トンネルの恐怖体験 – 若い女性の幽霊と不可解な声
昨年末、私が実際に西新井トンネルを通ったときの話である。
現在足立区に住んでおり、西新井トンネルで心霊現象が起きるという噂は知っていた。
具体的には、深夜に老婆の霊がトンネル内を歩くという話や、近くのカーブミラーに母子の霊が映るという内容である。
よくある心霊スポットの話と感じ、昔からあまり信じていなかった。
しかし、なんとなく避ける気持ちがあったため、普段は地下トンネルを使わず、少し離れた交差点まで歩いて西新井駅に向かっていた。
地元の人もこの地下道を避ける傾向がある。
その日、友人の佐藤と夕食を一緒にとる約束があったが、仕事の都合で夜勤に変わり、急いで夕方5時過ぎに家を出た。
昼間の予定が長引き、少し遅刻しそうだったため、普段は利用しない西新井トンネルを通ることにした。
地下道を使えばかなり早道になるからである。
地下道の階段を下りるのは久しぶりであった。
小学生の頃以来である。オカルト話を信じていなかったので、昔は地下道をよく利用していた。
しかし、友人たちが心霊現象を面白おかしく話し、それに合わせるために次第に利用しなくなった。
地下道を通ると翌日気持ち悪い奴と言われることもあった。
その日は急いでいたこともあり、夕方の黄昏時で少し気味が悪かったので、なるべく周囲を見ないように足早に地下道を通った。
地下道の長さは約150メートル。中は整備されていて綺麗で、心霊スポットにありがちなおどろおどろしい落書きもない。
意外にも明るく、気持ち悪い雰囲気はなかった。
「今度からは地下道を利用しよう。早いし便利だ」と思いながら、地下道の出口の階段を上った。
怖い気持ちはすっかり忘れ、薄暗い地上に一歩足を踏み出しかけたとき、後ろから赤ちゃんがぐずるような、わずかな高い声が聞こえた。
地上に出かけていて人通りがあったので、何の躊躇もなく後ろを振り返った。
すると、階段の一番下に一人の女性が立っていた。
よく見えなかったが、20~30代くらいの現代風のスカート姿の若い女性であった。
ただ、全体的に陰になっているような暗いトーンに見えた。
普通の女性だと思い、そのまま気にせず駅に向かった。
電車に乗り、遅刻しそうな焦りも落ち着いたころ、先ほどの光景がよみがえった。
冬場なのにコートを着ていなかったし、地下道はほとんど誰も利用しないし、確かにあの時は私以外に誰もいなかった。
女の人が一人でいたが、赤ん坊の泣き声のような高い声は何だったのだろうか。
この疑問が心に残り、今でもその時の光景が頭から離れない。
その後、友人の佐藤と話したときのことである。
「佐藤、今日、例の西新井トンネルを通ったんだ」
「本当に?あそこはウワサの心霊スポットじゃないか。どうだった?」
「出口の階段を上るときに、か細い声が聞こえたんだ。赤ん坊の泣き声みたいな感じで」
「それ、本気で怖いな。で、何か見えたのか?」
「うん、振り返ったら、若い女性が階段の一番下に立っていたんだ。スカート姿でさ。でも、何となく全体的に陰ってて、暗い感じだった」
「それ、普通の人だったんじゃないの?」
「そう思ったんだけど、後から考えると、冬なのにコートを着ていなかったんだ。それに、地下道を歩いてるときは他に誰もいなかった」
「マジかよ。あのトンネルはやっぱりヤバいんだな…気をつけろよ、何か変なものに取り憑かれてないといいけど」
佐藤の言葉が頭から離れず、その夜はなかなか眠れなかった。
今でも、あの女性の姿が鮮明に浮かび、心の底から恐怖が沸き上がってくる。
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