相模川にかかっていた「相模小橋(もぐり橋)」は、かつて多くの水難事故や不思議な現象が報告されてきた場所である。この橋は雨で増水すると水中に沈む沈下橋として使われていたが、その特殊な構造と過去の事故にまつわる怖い噂が絶えない。今回は、もぐり橋にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
相模小橋(もぐり橋)とは?
この「相模小橋」は1966年(昭和41年)5月24日に完成し、橋が水に沈む構造から「もぐり橋」として親しまれてきた。
しかし、この橋は大雨で度々流され、その度に海老名市と厚木市が交代で修繕費用を負担していた。
しかし、台風の多い年には予算が超過し、財政的な負担も大きかった。
また、橋は夜間には危険で通行が禁止されるなど、地域住民には不便な面もあった。
さらに、橋は一方通行で幅が狭く、特に厚木側からの住民には不公平感が強かった。
こうした問題を解消するために1992年に新しい橋「あゆみ橋」が着工され、1996年2月1日に開通した。
現在では、あゆみ橋が恒久的に利用され、かつての「もぐり橋」はその役目を終えているが、増水時の危険性もあり、この橋の周辺では多くの水難事故が発生し、地元住民の間では心霊スポットとして語り継がれている。
相模小橋(もぐり橋)の心霊現象
もぐり橋では、さまざまな心霊現象が報告されている。
- 橋を通る車の窓に手形が現れる
- 水中に引き込まれるような感覚を覚える
- 増水時、川から女性のうめき声が聞こえる
- 夜中、白い服を着た女性が橋の近くで佇んでいる
これらの現象は、この橋で水難事故や自殺があったことに起因していると言われており、霊が川に引き込もうとするのではないかというウワサが広まっている。
過去にこの場所では、川で遊んでいた子供たちが溺れて亡くなったり、車が転落して水難事故に見舞われたケースが多く報告されている。
ある時、あるドライバーが夜に橋を渡っていたところ、突然窓に無数の手形が現れ、恐怖に駆られて急いで車を走らせたという。
また、別の体験者は、夜中に車で橋を通過した際、車の前に突然白い服を着た女性が現れ、思わず急ブレーキを踏んだという話もある。
この橋は、特に増水時に霊の目撃情報が増えると言われており、川に引き込まれるような感覚を覚えたという証言も多い。
また、橋の近くで白い服を着た女性がぼんやりと立っているのを見たという目撃情報もある。
相模小橋(もぐり橋)の心霊体験談
地元の住民によると、もぐり橋周辺では特に夜間に心霊現象が頻発しているとのことだ。
過去に、ある男性が友人とこの橋を通った際、車の窓に無数の手形が残され、彼らは恐怖のあまり車を降りることすらできなかった。
また、白い服を着た女性の霊が橋の周辺に立っているのを見たという目撃談も後を絶たない。
相模小橋(もぐり橋)の心霊考察
これらの心霊現象は、この橋が長年にわたり多くの水難事故や転落事故の現場であったことと関連していると考えられている。
特に増水時に危険な場所であったため、多くの命がこの川で奪われており、霊たちが成仏できずに今もさまようと考えられている。
また、白い服を着た女性の霊は、かつて自殺した者の霊であるという説もあり、訪れる者に恐怖を与える存在となっている。
もぐり橋は、今では廃橋となっているが、その周囲では今なお不気味な出来事が報告され続けている場所である。
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