かつて七里の森で発生した凄惨な事件は、地元の人々にとって忌まわしい記憶となっている。今回は、七里殺人の森で語られるウワサの心霊話を紹介する。
七里殺人の森とは?
七里殺人の森とは、埼玉県さいたま市見沼区に位置する森である。
一般的には「七里の森」と呼ばれ、かつては静かな自然の中に佇む平穏な場所だった。
しかし、ある日、この森で起こった恐ろしい事件により、その評判は一変することとなった。
事件は、ある家庭で発生した。詳細によると、ある日、少年が自らの父親を鉈(なた)で惨殺するというショッキングな事件が起きた。
犯行は非常に残虐で、父親の首を一瞬で切り落とすというものであった。
犯行後、少年は現場に駆け付けた警察に逮捕されたが、その直後、警察官に連行される途中で突然発狂し、そのままショック死してしまったという。
事件が発生した現場は、森の奥深くにある神社のような場所だと言われている。
この神社は地図には載っていないが、実際に森を訪れれば見つけることができるらしい。
この場所に行くと、今もなお父親の霊が現れるというウワサが絶えない。
七里殺人の森の心霊現象
七里殺人の森では、以下のような心霊現象が報告されている。
- 鉈で首を切られた父親の霊が現れる
- 森の奥で、誰もいないのに人の気配や声が聞こえる
- 森に入ると、急に頭が痛くなったり、目眩がする
- 森の中で写真を撮ると、人の顔や手が写り込む心霊写真が撮れる
この場所で心霊現象を体験したという話は数多く、幽霊や怨霊が集まりやすい場所だとされている。
七里殺人の森で最もよく語られるのは、惨殺された父親の霊の目撃談である。
森の奥にある神社の近くで、夜中になると首のない男性の霊が彷徨っているという。
その霊は非常に怨念が強く、近くに寄ると体調が悪くなる、もしくは意識を失うといった現象を引き起こす。
また、森の入り口付近では、しばしば鏡が置かれているという奇妙な報告がある。
この鏡を覗き込むと、自分の後ろに誰かが立っているのを見てしまうことがあるらしい。
中学生グループが森を訪れた際、入り口の鏡に映った何かを見て恐怖に駆られ、先に進むことができなかったという話も残っている。
さらに、森の中にある神社の周辺では、狐の像が倒されているのが確認されており、そこに立ち入ると強烈な頭痛や吐き気を感じるといった話も伝わっている。
この像は、何者かによって意図的に壊されたものとされ、怨霊を鎮めるためのものであったのかもしれない。
七里殺人の森の心霊体験談
心霊体験談の一つとして、ある写真家が心霊現象を撮影しようと七里殺人の森を訪れた際の話がある。
彼は、森の中で何度もカメラのフラッシュが作動しないという異常事態に見舞われた。
しかし、森を出た途端にカメラは正常に戻り、森の中で撮った写真を確認すると、誰もいないはずの場所に不気味な人影が映り込んでいたという。
別の話では、夜中にこの森を訪れた者が、突然背後に誰かの気配を感じた。
振り返ると、そこには霧のような靄の中にぼんやりと浮かぶ首のない影があったという。
その影は徐々に近づいてきたため、恐怖に駆られたその人物は全力で逃げ出したそうだ。
七里殺人の森の心霊考察
七里殺人の森は、元々は平和な森であったが、恐ろしい事件が発生して以来、その評判は一変した。
森の奥にある神社や、倒された狐の像、そして亡くなった父親の霊といった多くの要素が絡み合い、強烈な怨念がこの場所に留まっているのだろう。
心霊現象を引き起こす理由は様々であるが、事件の被害者や加害者の霊が安らかに眠れずにいるのかもしれない。
心霊スポットとして注目を集める七里殺人の森だが、その危険性もまた無視できないものである。
現地を訪れる際は、決して軽い気持ちで立ち入るべきではない。訪れる者に何かしらの不幸をもたらす可能性があるため、慎重に行動することを強く勧める。
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