茨城県水戸市にある五軒小学校は、長い歴史とともに、数々の心霊現象が噂されている場所である。地域で語り継がれる「七不思議」は、恐ろしい噂として広まり、今でも多くの人の記憶に刻まれている。今回は、五軒小学校のウワサの心霊話を紹介する。
五軒小学校とは?
五軒小学校は茨城県水戸市金町に所在する公立小学校である。
創立は明治6年であり、140年以上の歴史を持つ。校舎は現代的な設備を備えつつ、開校当初からの伝統が深く息づいている。
戦時中には水戸大空襲で校舎が焼失するも、その後再建され、地元の教育の場として長年にわたり児童たちを育んできた。
令和5年には創立150周年を迎え、地域からの信頼も厚い学校である。
校庭には桜並木が広がり、春には満開の桜が美しい景観を作り出す。
この穏やかな環境の中で育つ児童たちにとって、五軒小学校は学びと成長の場である。
しかし、長い歴史の中で生まれた心霊現象の噂が、学校に一種の不気味さを漂わせている。
五軒小学校の心霊現象
五軒小学校の七不思議として語られる心霊現象は以下の通りである。
- 夜のプールに生首が浮かぶ
- 夜中の12時に校庭の中央で3人が手をつなぐと、真ん中の人が消える
- 3・4年の校舎の階段が1段増える
- 校庭の銅像が夜になると動き出す
- 1年生の階の最奥のトイレに花子さんが出る
- 七不思議を全て知ると呪われる
- 夜のプールに生首が浮かぶ
五軒小学校のプールでは、夜になると生首が浮かんでいる
生首は無表情で、じっと水面に漂っているという。特に満月の夜にその姿を見た者が多く、見た者は強い恐怖に襲われ、足がすくんで動けなくなったという報告がある。
この現象は、かつてプールでの事故が関係しているのではないかと噂されているが、詳細は謎のままである。
夜中の12時に校庭の中央で3人が手をつなぐと、真ん中の人が消える
深夜0時に校庭の中心で3人が手をつなぐと、突如として真ん中にいる人が消えるという噂がある。
消えた者はしばらくして元の場所に戻るが、消えている間の記憶が全くないという。
この現象は、昔から語り継がれる怪談であり、体験した者の記憶のない状態が余計にこの話の恐怖を増幅させている。
3・4年の校舎の階段が1段増える
3・4年の校舎にある階段は、普段は何の変哲もないが、夜間になると段数が一段増えることがあるという。
誰もが「階段の段数が増えている」と感じ、不安感に苛まれる。
この現象は、異次元への入り口だという噂もあり、階段を降りた者は元の場所に戻れなくなるかもしれないという恐怖が囁かれている。
校庭の銅像が夜になると動き出す
校庭に立つ銅像が夜になると動き出すという怪談がある。
銅像があらゆる方向を向いているのを目撃した者や、朝になると位置が変わっていると感じた者もいるという。
銅像には霊が宿っているとされ、不気味さを感じさせる。
1年生の階の最奥のトイレに花子さんが出る
五軒小学校の1年生の階にある最奥のトイレには、「花子さん」が出るというウワサがある。
ドアをノックすると誰もいないのに返事が返ってくるという話が多く語られている。
このトイレは誰も近づきたがらない場所となっており、花子さんの存在は児童たちに恐怖の対象として語り継がれている。
七不思議を全て知ると呪われる
五軒小学校の七不思議には、これらの話をすべて知ってしまうと呪われるという最後の恐ろしい噂がある。
七不思議を知ること自体が禁忌であり、これ以上の噂を知ろうとすると、何か得体の知れないものに取り憑かれるとされている。
五軒小学校の心霊体験談
五軒小学校の卒業生の一人は、夜遅くまで学校に残っていた際に、校庭の銅像が別の方向を向いているのを目撃したと語っている。
また、別の卒業生は、夜中に校庭で友人3人で手をつないで遊んでいた時に、突然真ん中にいた友人が消え、数分後に元の場所に戻ったが、消えている間の記憶が全くなかったと証言している。
五軒小学校の心霊考察
五軒小学校にまつわる心霊現象は、長年にわたる児童たちの体験や、学校の歴史の中で生まれた怪談が混ざり合い、今日まで語り継がれていると考えられる。
特にプールでの生首の目撃談や、消える生徒の話は、過去の出来事に根ざした噂である可能性が高い。
また、七不思議のすべてを知ると呪われるという話は、学校という閉ざされた空間での集団心理や、児童たちの想像力が大きく影響しているといえるだろう。
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