臼杵市野津町に位置する廃墟「ホテル ラール(Larle)」は、その荒廃した姿と共に、数々の恐怖話で知られている。今回は、ホテル ラール(Larle)のウワサの心霊話を紹介する。
ホテル ラール(Larle)とは?
ホテル ラールは、大分県臼杵市野津町落谷にかつて存在したラブホテルである。
開業・廃業の正確な時期は不明だが、1975年頃の空中写真にはコの字型の中庭を持つ建物が確認できる。
1980年代後半には建て替えが行われたと推測され、1999年まで「ホテルのつ」として電話帳に記載されていたが、2000年以降は「ホテルラール」と名前を変えて営業していた形跡がある。
営業当時、このホテルは国道10号線から少し入った場所にあり、外壁にはヤシの木やイルカの絵が描かれ、電飾で彩られた華やかな外観を持っていた。
しかし、2014年頃から建物の劣化が目立ち始め、口コミでは「外壁が崩壊していた」「明かりが点いていなかった」という情報が見られる。
同時期に閉業し、廃墟となったとされている。
火災が発生したとされるのは2015年頃であり、その際、経営者が自殺したという噂が広がっている。
現在、建物や看板は残されているものの、草木に覆われ、火災の跡が確認されるなど、不気味な廃墟となっている。
ホテル ラール(Larle)の心霊現象
ホテル ラールで囁かれる心霊現象は以下の通りである。
- 経営者の霊の目撃
- 神隠しの噂
- 幽霊の気配
- 不可解な音や声
経営者の霊の目撃
最も有名な心霊現象として、火災時に命を絶ったとされる経営者の霊の目撃談が挙げられる。
本館2階の一室では、経営者が残したとされる遺書が見つかったという噂があり、この部屋で不気味な気配や人影を目撃したという報告が多い。
その影は静かに部屋の中を歩き回り、消えた後には冷たい風が吹き抜けると言われている。
神隠しの噂
ホテルが営業していた頃、宿泊客が密室の状態で忽然と姿を消したという神隠しの噂がある。
この出来事は、地元住民の間で長らく語り継がれており、原因不明の失踪事件として恐れられている。
この噂が事実であれば、廃墟となったホテルの不気味さをさらに引き立てている。
幽霊の気配
廃墟を訪れた者の多くが、ホテル内部で不気味な気配を感じるという。
本館の廊下や各部屋では、誰もいないはずなのに視線を感じたり、背後で人が歩く音を聞いたという証言が後を絶たない。
特に夜間に訪れると、この気配はより一層強くなると言われる。
不可解な音や声
ホテル ラールでは、誰もいない空間で物音がしたり、低い囁き声が聞こえるとされている。
これらの現象は、かつてこの場所で命を落とした者たちの声だという説もある。
特に、夜になるとその頻度が増すとされ、探索者たちを震え上がらせている。
ホテル ラール(Larle)の心霊体験談
ある訪問者は、夜間にホテル ラールを訪れた際、2階の一室で人の気配を感じたという。
部屋に入ると冷たい風が吹き抜け、壁に掛けられた鏡には赤い目を持つ人影が一瞬映ったと証言している。
また、別の訪問者は廃墟内部で写真を撮影した際、後から確認した写真に経営者と思われる男性の顔が写り込んでいたと語っている。
ホテル ラール(Larle)の心霊考察
ホテル ラールで報告される数々の心霊現象は、過去の火災や神隠しの噂、そして経営者の自殺という不幸な出来事と密接に結びついていると考えられる。
これらの出来事が、場所に強い霊的エネルギーを残し、訪問者に不気味な体験をもたらしている可能性がある。
さらに、廃墟となった建物の雰囲気自体が、人々の恐怖心を増幅させる要因ともなっている。
朽ち果てた外壁や静まり返った廃墟の中で聞こえる音は、心霊現象の目撃談をさらに信憑性のあるものにしている。
ホテル ラールは、過去の悲劇と現在の廃墟という二重の不気味さを持つ心霊スポットである。
その恐怖を感じるために訪れる者は多いが、訪問の際にはマナーと安全に十分配慮することが必要である。
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