夜昼トンネルのウワサの心霊話

愛媛県八幡浜市にある夜昼トンネル。その名の由来は、あまりに険しい峠道で、昼間に出発しても越えるころには夜になってしまうということから来ている。この場所はただの交通路ではないという。今回は、夜昼トンネルにまつわるウワサの心霊話を紹介する。


夜昼トンネルとは?

夜昼トンネルの外観

夜昼トンネルは愛媛県八幡浜市と大洲市を結ぶ、全長約2.1kmの長大なトンネルである。

開通は1971年と比較的新しいものの、峠道の厳しさと併せて数々の不吉なウワサが囁かれてきた。

かつて、この峠を越える道は極めて険しく、多くの旅人が命を落としたと言われている。

現在のトンネルが建設された後も、交通事故が頻発し、事故の原因が判然としない場合も多かったことから、地元では「霊の仕業ではないか」と囁かれるようになった。


夜昼トンネルの心霊現象

夜昼トンネルで報告されている心霊現象は以下の通りである。

  • 白装束の女性の霊の目撃
  • 車に突然ぶつかる不可解な衝撃
  • サイドミラーに映る人影
  • トンネル内でエンジンが停止する怪異
  • ラジオに混じる不明な声

白装束の女性の霊の目撃

最も多く報告されているのが、白装束の女性の霊である。

丑三つ時(1時~3時)に出没し、突如としてトンネル内に立っている姿が目撃される。

運転手が気づくと、次の瞬間には消えていることが多い。

しかし、中には車のサイドミラー越しに、その女性がこちらを見つめていたという報告もある。

車に突然ぶつかる不可解な衝撃

深夜、トンネルを走行中の運転手が突然「ドンッ!」という大きな衝撃を感じることがある。

衝突したかのような感覚に驚き、車を止めて確認しても、そこには何もいない。

しかし、サイドミラーを見ると、白装束の女性が車に体当たりしている姿が映っていたという。

サイドミラーに映る人影

夜昼トンネルを通過中、ふとサイドミラーを見ると、後部座席に誰かが座っていることがある。

振り向くと何もいないが、ミラー越しには確かに映っている。

これを見た者は恐怖で声も出せなくなるという。

トンネル内でエンジンが停止する怪異

原付でトンネルを走行していた男性が、出口が見えた瞬間、突然エンジンが停止し、セルを何度回しても動かなくなった。

焦っていると、後方から大型トラックのライトが迫ってきた。

しかし、光に目がくらんだ次の瞬間、彼の記憶は途切れ、気が付けば自宅の布団の中だった。彼の母親は彼を見て泣いていたという。

ラジオに混じる不明な声

トンネル内では、車のラジオに混じって奇妙な声が聞こえることがある。

「助けて…」「ここで…」といった囁きが聞こえた者もおり、その場に留まると強烈な頭痛に襲われるという。


夜昼トンネルの心霊体験談

ある50代の女性は、若い頃から「トンネルの入り口に警察官の霊が立っている」という噂を耳にしていた。

そして、彼女自身がその警察官の霊を見たという。表情はなく、ただじっとこちらを見つめていたという。

また、別の証言では、「夜昼トンネルに差し掛かった瞬間、車の窓に手形がついていた」「運転中、助手席のドアが突然開いた」などの不可解な体験も報告されている。


夜昼トンネルの心霊考察

夜昼トンネルの怪異は、かつて峠を越えられず命を落とした旅人たちの怨念が原因ではないかと考えられる。

白装束の女性は、呪詛の儀式を行っていた者の霊という説もある。

実際、この近辺にはかつて呪術が行われていたとの伝承も存在しており、藁人形を打ち付けていた者が呪い返しに遭い、その霊が彷徨っている可能性もある。

また、夜昼トンネルの構造も心霊現象の一因となっている可能性がある。

トンネルの落盤防止の鉄棒の強度が弱く、内部は閉塞感があり、不安を掻き立てる。

さらに、トンネル内の湿気や温度変化が人間の感覚を狂わせ、何かを見た、聞いたと錯覚させるのかもしれない。

それでもなお、数々の目撃談や体験談が報告され続けていることを考えると、夜昼トンネルには説明のつかない何かが潜んでいるのかもしれない。


夜昼トンネルの地図

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