旧大森トンネル(2代目大森隧道)のウワサの心霊話

旧大森トンネル(2代目大森隧道)は、開通からわずか18年で廃道となった短命の隧道である。完成直後の崩落事故や多発する交通事故、さらには焼身自殺の噂が絶えず、心霊スポットとして語り継がれている。今回は、旧大森トンネル(2代目大森隧道)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


旧大森トンネル(2代目大森隧道)とは?

旧大森トンネル(2代目大森隧道)の外観

旧大森トンネル(2代目大森隧道)は、昭和35年(1960)3月に国道194号線の一部として竣工した隧道である。

完成直後に崩落事故を起こし、その後補強工事を経て再開通したが、数々の事故や不幸な出来事により、短命に終わったと伝えられている。

昭和53年(1978)に新大森トンネルが開通されると廃道となったが、その闇深い歴史とともに、多くの心霊現象が噂され、恐怖のスポットとして語り継がれている。

なお、大森山には初代(昭和10年竣工、内部水没)および三代目(現役の新大森トンネル)を含む三代の隧道が存在するが、ここで取り上げるのは、その中でも特に不吉な歴史を持つ2代目大森隧道である。


旧大森トンネル(2代目大森隧道)の心霊現象

旧大森トンネル(2代目大森隧道)の心霊現象は、

  • 完成直後の崩落事故の犠牲者の怨念が、今なお彷徨っている
  • 現役時代に多発した事故や焼身自殺の犠牲者の霊が出没する
  • 夜中にトンネル前に立つと、内部から「うおぉ…」という低いうめき声が響き渡る

である。以下、これらの怪異について記述する。

完成直後の崩落事故は、工事の不備と相まって多くの犠牲者を生み出し、その怨念が隧道内部に残ったとされるのである。

これらの怨霊は、事故の悲劇だけでなく、焼身自殺により命を絶った者たちの苦しみも反映しているとの言い伝えがある。

現役時代には、頻発する事故や不運な出来事が、トンネル全体に不吉な空気を漂わせ、利用者の心に深い恐怖を植え付けたのである。

特に、夜間にトンネルの前に立った者は、内部から低いうめき声が響くのを耳にし、その音は自然現象とは思えぬ異様な響きを伴っていたと報告されている。

また、補強工事後も、トンネル周辺はフェンスで封鎖されることが多いものの、時折その封鎖が解かれ、不気味な静寂の中で何かが存在を示すかのような現象が観測されるという。

これらの現象は、トンネルに刻まれた過去の悲劇が、時空を超えて今なお息づいている証左であると考えられる。


旧大森トンネル(2代目大森隧道)の心霊体験談

かつて、友人と共に肝試しのため旧大森トンネルの前に立った際の出来事である。

夜の闇に包まれたトンネル前で、突然、内部から低いうめき声がこだまし、まるで何者かが呼び止めるかのような不気味な音が響いたのである。

恐怖に凍りついた私たちは、声の主を探そうと懐中電灯を手に近づいたが、そこには何も存在せず、ただ虚空に消えていく音だけが残された。

あの瞬間、胸中に深い不安と絶望感が走り、今なおその記憶は鮮明に心に刻まれているのである。


旧大森トンネル(2代目大森隧道)の心霊考察

旧大森トンネルにおける心霊現象は、単なる建造物の欠陥や偶発的な事故では説明し得ぬ、深い怨念の証であると考えられる。

完成直後の崩落事故や、焼身自殺という悲劇的な出来事は、ここに流れる不吉なエネルギーの根源であり、その結果として、怨霊が今なお彷徨していると推測される。

また、夜間に聞こえる低いうめき声は、トンネル内部に封じ込められた絶望と苦悩の叫びであり、通常の音響現象とは一線を画す異常な現象である。

補強工事後もなお、不気味な現象が時折確認されるのは、過去の悲劇が完全に消し去られることなく、隧道の構造に深く刻まれているからに他ならない。

これらの事象は、旧大森トンネルが単なる交通の要所ではなく、忌まわしい歴史と深い怨念が交錯する心霊スポットであることを如実に示しているのである。


旧大森トンネル(2代目大森隧道)の地図

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【管理人】狐憑きのたる

狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。