パン工場の跡地のウワサの心霊話

岡山県笠岡市に存在したパン工場の跡地は、かつて倉庫内で女性の遺体が発見されたという凄惨な事件の現場である。現在は更地となっているが、その土地には今なお女の霊が現れ、声が聞こえるなどの不気味な噂が絶えない。今回は、パン工場の跡地にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


パン工場の跡地とは?

パン工場の跡地の外観

このパン工場跡地は、かつて岡野食品産業の中四国事業部が所有していた敷地である。

工場として稼働していた建物は、時を経て使用されなくなり、冷凍庫から倉庫へと転用されていた。

しかし2012年、この倉庫で衝撃的な事件が発覚した。

異臭が漂うカーペットの中から、成人女性の遺体が見つかったのである。

倉庫は現在すでに取り壊され、広い更地となっているが、その土地にまつわる怪談は消えるどころか、むしろ夜になると囁くように広がっていく。


パン工場の跡地の心霊現象

パン工場の跡地の心霊現象は、

  • 女の霊が倉庫があった場所に立っている
  • フェンス越しに海を見つめる女の霊の姿
  • 夜になると小さくか細い声が聞こえる
  • 事件当時の腐敗臭が今も風に乗って漂うという噂

である。以下、これらの怪異について記述する。

事件現場となった倉庫は、異臭に気づいた従業員がカーペットを動かしたことで、忌まわしい真実が露わになった。

カーペットの中には、何重にも布にくるまれ、紐で縛られた状態の女性の遺体が折れ曲がって横たわっていた。

死後1~2週間が経過し、腐敗が進んだ体から放たれる匂いは、倉庫全体を蝕んでいたという。

それから時が過ぎた今もなお、倉庫があった場所では、夜更けに女の姿がぼんやりと立っているのが目撃される。

フェンス越しに海を見つめるように佇むその影は、声をかけても振り向かず、しかし何かを呟くような小さな声だけが微かに届くという。

また、夏の湿気を含んだ夜には、あの腐臭が風に運ばれ再び漂ってくるとも言われている。


パン工場の跡地の心霊体験談

近隣に住む男性は、夜に犬の散歩でその更地の前を通った際、突然犬が激しく吠え立て、その場から動こうとしなくなったという。

不審に思い目を凝らすと、フェンスの向こうに白っぽい服を着た女が、海に向かって微動だにせず立っていた。

声をかける勇気は出なかったが、その女の肩がわずかに震えているように見え、すすり泣くような音が確かに耳に届いたという。

別の女性は、車で夜にその前を通過したとき、助手席の窓の外に誰もいないはずの場所から、真っ黒な目だけがじっと覗き込むのを見た。

慌ててアクセルを踏んで立ち去ったが、しばらく心臓の鼓動が止まらないほどの恐怖に襲われたという。


パン工場の跡地の心霊考察

この場所に現れる女の霊は、やはり倉庫で見つかった遺体の女性なのだろうか。

無念の死を遂げ、折り曲げられ、紐で縛られ、息絶えてなお、冷たいコンクリートの上に放置された記憶が、この地に刻み込まれているのかもしれない。

事件はすでに解決し、犯人も逮捕されているが、残された怨念は容易に浄化されるものではない。

かつて倉庫の中を満たした異臭は、単なる腐敗の匂いではなく、女性の哀しみや苦しみそのものが染みついたものだったのではないか。

そしてそれが、今も夜の闇に紛れて呼吸し、偶然この場所を訪れた者の感覚を通じて、再び蘇ろうとしているのではないか。

そう考えると、パン工場の跡地は、単なる更地になった今もなお、人知れず怨嗟を吐息のように吐き続けているのかもしれない。


パン工場の跡地の地図

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近年は「心霊現象の考察」シリーズを中心に、
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