香川県高松市の香西駅近くにある東古川踏切には、深夜になると“おばさんの霊”が現れるという不気味な噂が囁かれている。実際に霊感の強い者は強烈な気配を感じ取ることがあり、姿を目撃したという証言も存在する。今回は、東古川踏切にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
東古川踏切とは?

東古川踏切は、香川県高松市の香西駅近くに位置する踏切である。
すぐそばには香西駅前の自転車駐車場があり、住宅街に溶け込むように存在している。
香西駅は高松駅の隣駅であるが、無人駅であり、特急や快速はすべて通過し普通列車のみ停車する。
駅構内には自動販売機と近距離切符の券売機がある程度で、トイレもなく、簡易的な待合室が設置されているのみである。
昼間は通学や通勤の利用者が見られるが、夜になると人通りは一気に途絶え、静寂と薄暗さに包まれる。
そのため、東古川踏切周辺は日中と夜間で雰囲気が大きく変わる場所であり、不気味な噂の温床となっているのである。
東古川踏切の心霊現象
東古川踏切の心霊現象は、
- 深夜におばさんの霊が立っている
- 霊感の強い者だけが異様な気配を感じる
である。以下、これらの怪異について記述する。
この踏切で最も有名な噂は、深夜になるとおばさんの霊が佇んでいるというものである。
姿をはっきりと見た者は少ないが、暗闇の中で踏切の端に人影が立ち尽くしているという証言が複数存在する。
通りかかった人が振り返ると、その姿はすでに消えていたという話もある。
また、強い霊感を持つ人は、霊を視認できなくとも「何かがそこにいる」という圧迫感を感じることがあるという。
無人駅の近くという立地も相まって、夜間の東古川踏切には人為的ではない何かが潜んでいるような異様な気配が漂っている。
なぜその霊がおばさんの姿をして現れるのかは不明である。
過去に踏切で命を落とした人物の霊なのか、あるいは目的を持たぬ浮遊霊であるのか、はっきりとした理由は分かっていない。
東古川踏切の心霊体験談
ある利用者は、深夜に香西駅近くを歩いていた際、踏切にぼんやりと人影が立っているのを見たという。
人影は中年女性のように見えたが、近づくと線路の上に薄く溶け込むように消えていったと語っている。
その後、辺りは不自然なほど静まり返り、耳鳴りのような音がしたという。
別の人は、霊を直接見たわけではないが、踏切を渡るときに急に全身が冷え、吐き気を覚えたと話している。
周囲に人影はなく、明らかに説明のつかない体験であった。
東古川踏切の心霊考察
東古川踏切に現れるとされる「おばさんの霊」が何者であるかは定かではない。
踏切で命を落とした人物の残留思念である可能性は否定できないが、現場周辺に事故の記録ははっきり残されていない。
むしろ、理由も分からず現れる浮遊霊であると考える方が自然である。
霊感の強い者のみが気配を察知するという点からも、この踏切には人間の生活と霊的な領域の境目が重なり合う特異な環境があるのかもしれない。
夜の無人駅と踏切という「日常と非日常の境界」に潜む霊は、決して偶然ではなく、この場所に引き寄せられて現れる存在である可能性が高いといえる。
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