愛媛県東温市にある「ツインドーム」には、不気味な噂が絶えない。利用者の間では奇妙な体験談や心霊現象が語られており、かつて病院の跡地に建てられたという説まで囁かれている。今回は、ツインドームにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
ツインドームとは?

ツインドーム重信は、東温市西岡に位置する市民体育館である。
館内にはアリーナ、トレーニングルーム、多目的ルームなどが整備され、市民の健康増進やスポーツ活動の拠点として利用されている。
バスケットやフットサル、エアロビクスや筋トレなど幅広い運動が可能であり、日中から夜間まで人の出入りがある施設である。
しかし、表向きは健全なスポーツ施設であるにもかかわらず、その建物には「もと病院の跡地に建てられた」という噂がつきまとっている。
さらに周辺の道路や公園でも幽霊の目撃談が相次いでおり、この場所が単なる市民体育館ではないという不気味さを強めている。
ツインドームの心霊現象
ツインドームの心霊現象は、
- 夜の駐車場で女性の泣き声が聞こえる
- 館内のトレーニングルームで誰もいないのにマシンが動く
- 更衣室の鏡に背後の人物が映る
- 周辺の公園で白い影の目撃情報がある
- 夜間のアリーナでボールを叩く音が響くが、誰もいない
である。以下、これらの怪異について記述する。
夜の駐車場で聞こえる女性の泣き声は、もっとも有名な怪異である。
利用者の中には、車に乗り込もうとした瞬間、すぐ背後で嗚咽を耳にした者もいるという。
しかし振り返ってもそこには誰もおらず、ただ冷たい風だけが吹き抜けていたと語られている。
トレーニングルームでは、深夜にマシンの異音が鳴り続けることがあり、利用者がいないにもかかわらず、レバーやバーが勝手に揺れる様子を見たという証言もある。
もと病院で命を落とした患者の“残り香”なのか、機械を通して存在を主張しているかのようである。
また、更衣室の鏡は特に恐れられている。ひとりで利用していた女性が、髪を整えているときに自分の背後に知らない男の顔を見たという体験談が残っている。
その姿は数秒で掻き消えたが、その後もしばらく鏡の前に立つのが怖くなったと語っている。
さらに、施設周辺の公園や道路では「白い影」を見たとの報告が多く、夜間にジョギングをしていた市民が突然足を止め、声をあげる場面も目撃されている。
アリーナで聞こえる正体不明のボール音も含め、この一帯全体が“何か”に取り憑かれているかのような不気味さを帯びている。
ツインドームの心霊体験談
ある男性は、夜遅くにトレーニングルームを利用した際、誰もいないはずの更衣室から水道をひねる音を聞いた。
気味が悪くなりながらも確認に向かうと、確かに蛇口から水が流れ落ちていた。
しかしその鏡の中には、背後に立つ自分とは異なる“もう一人の影”が映っていたという。
その影はまるで彼を見下ろすように立ち尽くし、瞬きをした瞬間に消えた。彼は恐怖のあまり、二度と夜に利用しなくなったという。
ツインドームの心霊考察
ツインドームの怪異は、単に利用者の思い込みとは片づけられない数と具体性を持っている。
もと病院跡地という噂が真実かは定かではないが、霊的な「負の記憶」がこの地に刻まれている可能性は高い。
周辺の公園や道路での目撃証言が多い点を考えると、ツインドームだけでなく土地全体に何らかの因縁があると考えられる。
スポーツ施設としての明るい印象の裏に、死者の声と影が潜んでいる。
この「二面性」こそがツインドームの恐怖を際立たせており、訪れる者は無意識にその気配を感じ取ってしまうのではないか。
ツインドームは、表と裏、光と闇が交差する異界の境界に建てられているのかもしれない。

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