善知鳥峠(うとうとうげ)は、国道153号線に存在している交通量も多い峠である。この場所は、地元では心霊スポットとして知られているらしい。今回は、善知鳥峠のウワサの心霊話を紹介する。
善知鳥峠とは?
善知鳥峠は長野県塩尻市にある峠である。
この地域では、貞和4年(1349年)から翌年にかけて信濃守護の小笠原政長(北朝方)と諏訪直頼(南朝方)が合戦を行った。
また、天文17年(1548年)には武田晴信と小笠原長時が塩尻峠の戦いを繰り広げ、この一帯も戦場となったとされている。
国道153号の北側には登坂車線があり、以前は急斜面に31のカーブがある難所として知られていた。
長野自動車道が開通する前は、名古屋方面と松本・長野を結ぶ重要な交通路だった。
かつては頂上にウルトラマンのマスコットを備えたドライブインがあったが、交通量の減少などにより閉鎖され、平成13年(2001年)の大雪で建物が倒壊した。
この峠の由来は地元の伝説によるものだ。
善知鳥峠の由来
猟師が珍しい鳥の雛を捕まえ、峠を越える途中で吹雪に見舞われた。
だが、親鳥は猟師を追い続け、猟師は力尽きて亡くなったという。
吹雪が収まった後、村人たちは猟師の息子をかばいながら死んだ猟師と親鳥の姿を見つけた。
この鳥は子供たちを守るために命を捧げたとして、「善知鳥(ウトウ)」と呼ばれるようになり、峠の名前も「善知鳥峠」となったそうな。
善知鳥峠#国鉄の香りがムンムンする写真を貼ろうの会 pic.twitter.com/P2TWPecD1j
— 哲ちゃん (@tettd489) February 2, 2020
善知鳥峠の心霊現象
善知鳥峠の心霊現象は、
- 女性の霊が出る
である。昔、とあるテレビ番組で「女性の霊が出る」と紹介された心霊スポットであるという。
だが、それ以降も地元の人だけが知るマイナーな心霊スポットとして知られ、全国的に話題となることはなかったらしい。
女性の霊の正体は不明であるが、一部では自殺か交通事故で亡くなった者の霊ではないかとされている。
道沿いには、石碑などがあり夜に通ると不気味な雰囲気になっているという。
#信州からの風
— 3期生@もふしの、信州からの風 (@ED1dtEsDGaWvAlc) June 26, 2022
南方向。遠くの低い、とは言っても1000メートルはある。松本盆地と上伊那の間の分水嶺の山。心霊スポットでもある、善知鳥峠。 pic.twitter.com/PvJOJ4EmaC
善知鳥峠の場所・アクセス・地図
善知鳥峠の住所 | 日本、〒399-0723 長野県塩尻市 国道153号線 |
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交通アクセス | 長野市から長野自動車道 経由で約1時間16分 |
最寄りのバス停 | 善知鳥峠(徒歩1分) |
最寄り駅 | みどり湖駅(徒歩1時間14分)三州街道/伊那街道 経由(車で4分) |
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