茅ヶ崎城址公園は、神奈川県横浜市都筑区に位置し、かつて中世に茅ヶ崎城が存在した場所を整備して造られた公園である。しかし、この場所にはさまざまな心霊現象が報告されており、地元では「霊が出る」と恐れられている。今回は、茅ヶ崎城址公園にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
茅ヶ崎城址公園とは?
茅ヶ崎城址公園は、もともと15世紀後半から16世紀にかけて使用されていた茅ヶ崎城の跡地である。
この城は後北条氏が築城したとされており、小机城の支城としての役割を果たしていた。
現在の公園内には、当時の城郭の遺構が保存されており、空堀や土塁、郭などがそのままの形で残されている。
茅ヶ崎城は1590年の後北条氏の滅亡とともに廃城となり、その後は長い間放置されていた。
1970年代の港北ニュータウンの開発に伴い、城跡が発掘され、遺構の保存と整備が行われることとなった。
1990年から1998年にかけて横浜市ふるさと歴史財団による発掘調査が行われ、2008年に「茅ヶ崎城址公園」として公開された。
現在、公園内には城郭の構造を示す案内板や展示物が設置されており、歴史を感じながら散策できる場所となっている。
しかし、夜になるとその静寂な雰囲気が一変し、肝試しを目的とした訪問者が後を絶たない。
茅ヶ崎城址公園の心霊現象
茅ヶ崎城址公園では、以下のような心霊現象が報告されている。
- 鎧をまとった武者の霊の目撃
- 空堀周辺での謎の足音
- 白い影の出現
- 耳鳴りや体調不良を引き起こすエリア
これらの現象は、特に夜間に訪れた人々によって多く目撃されており、公園全体が強い霊的なエネルギーに包まれていると考えられている。
鎧をまとった武者の霊の目撃
茅ヶ崎城址公園で最も恐れられているのが、鎧を着た武者の霊である。
彼は城跡の入り口付近や空堀のあたりに現れ、静かに立ち尽くしているという。
目撃者の話によれば、彼の姿は非常にリアルで、まるで実在の人物かのように見えるという。
この霊は、戦国時代にここで命を落とした兵士の霊ではないかと考えられている。
空堀周辺での謎の足音
夜中に空堀の周囲を歩いていると、誰もいないはずの場所から足音が聞こえてくることがある。
この足音は一定のリズムで続き、まるで誰かが見えない形で城内を巡回しているかのようだという。
この現象は、かつてこの城で起こった悲劇的な出来事に由来しているのではないかと考えられている。
白い影の出現
公園内を散策していると、白い影のようなものが視界の隅に現れることがある。
特に夜間、暗闇の中にぼんやりと浮かぶその姿は、不気味で不安感を与える。目撃者の話によれば、その影は女性の姿をしていることが多く、目が合うと急に消えてしまうという。
耳鳴りや体調不良を引き起こすエリア
茅ヶ崎城址公園には、霊感の強い人が近づくと耳鳴りや体調不良を引き起こすエリアが存在すると言われている。
特に、かつて主郭があったとされる場所では、急に体が重くなり、吐き気を感じることが多いという。
この現象は、強い霊的なエネルギーが放出されているためであり、霊感の弱い人でも影響を受けることがある。
茅ヶ崎城址公園の心霊体験談
「夜、友人と茅ヶ崎城址公園に肝試しに行った時のことです。空堀の近くで、急に背後から誰かが歩いてくる足音が聞こえました。振り返っても誰もおらず、その場を離れようとした瞬間、耳鳴りが始まり、全身が重くなりました。恐怖でその場から逃げ出しましたが、後で確認したら、ちょうどその場所は武者の霊が出ると噂されている場所だったのです」(横浜市在住・30代男性)。
茅ヶ崎城址公園の心霊考察
茅ヶ崎城址公園で報告される心霊現象は、戦国時代の歴史的背景と関連していると考えられている。
かつてこの地で繰り広げられた戦いで、多くの兵士が命を落とし、その無念が霊となって今もこの地を彷徨っているのだろう。
また、茅ヶ崎城が廃城となった後、長い間放置されていたことから、その間に積もった怨念が現在の霊的な現象を引き起こしているとも言える。
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