Chilla’s Art(チラズアート)は、日本の日常風景に潜む違和感や恐怖を描き続けてきた、
インディーホラーゲーム界を代表する存在である。
2018年の初期作品から始まり、和風ホラー・都市伝説・社会的テーマを取り入れた作品を次々と発表し、
その多くが実況配信を通じて高い評価を獲得してきた。
本記事では、2025年時点でのチラズアート全作品を配信年ごとに整理し、
リスト形式でまとめて紹介する。過去作を振り返りたい人にも、これから遊ぶ作品を探している人にも役立つ内容である。
Chilla’s Art(チラズアート)とは?
Chilla’s Art(チラズアート)は、日本のインディーゲーム制作チームであり、
リアル志向の和風ホラーゲームを中心に数多くの作品を発表しているホラーゲームブランドである。
当初は兄弟2人による開発体制であったが、
2023年4月1日より兄弟3人体制となり、
現在も少人数ながら精力的に作品をリリースし続けている。
法人名は Chilla’s Art合同会社。
開発体制と特徴
チラズアートは兄弟によるチームで構成されており、主な役割分担は以下の通りである。
- 兄:モデリングなど3D関連作業
- 弟:プログラミング
- 三男(2023年加入):担当詳細は非公開だが、一部作品では主体的に開発を担当
特に「Night Security|夜間警備」では、
三男が中心となって制作されたことが明かされている。
ゲームジャンルは一人称視点(FPS視点)が基本だが、
「The Night Way Home|帰り道」では初の三人称視点ゲームにも挑戦しており、作風の幅を広げている。
また、海外作品のような作風から外国人と誤解されることもあるが、
アメリカ育ちで日本在住の日本人であることが公表されている。
チラズアートという名前とマスコット
「Chilla’s Art」という名称は、
チンチラ(Chinchilla)から取られたものである。
マスコットキャラクターは紫色のチンチラで、名前は「チラ丸」。
この名前は公募によって決定され、2022年12月5日に正式発表された。
創作背景と影響を受けた作品
チラズアートは、以下のようなインディーホラーゲームから影響を受けたと語っている。
- 返校 -Detention-
- DreadOut
- Witch Hunt
- Home Sweet Home
- Granny
これらに共通する
日常と非日常の境界が曖昧になる恐怖演出は、
チラズアート作品にも色濃く反映されている。
また、2021年には『早稲田文学』秋号にて、
「Chilla’s Artにとってのキーゲーム」と題したコラムを寄稿するなど、
ホラーゲーム制作を文化的視点から語る動きも見せている。
チラズアート 全作品一覧(2025年版・配信順)
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2018年
- Evie(2月16日)
- Welcome Back Daddy(5月10日)
- Sphaera(6月27日)
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2019年
- Blame Him(6月3日)
- Okaeri|おかえり(9月7日)
- Aka Manto|赤マント(9月24日)
- Stigmatized Property|事故物件(10月26日)
- Inunaki Tunnel|犬鳴トンネル(11月19日)
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2020年
- Yuki Onna|雪女(1月3日)
- The Convenience Store|夜勤事件(2月18日)
- Onryo|怨霊(4月25日)
- Missing Children|行方不明(6月13日)
- The Ghost Train|幽霊列車(7月24日)
- Hanako|花子さん(12月11日)
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2021年
- Teke Teke|テケテケ(1月21日/共同開発)
- The Caregiver|終焉介護(4月3日)
- Night Delivery|例外配達(6月5日)
- The Night Way Home|帰り道(8月7日)
- The Radio Station|深夜放送(10月31日)
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2022年
- The Closing Shift|閉店事件(3月19日)
- The Bathhouse|地獄銭湯(10月1日)
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2023年
- The Karaoke|ヒトカラ(2月4日)
- Night Security|夜間警備(6月16日)
- Parasocial|パラソーシャル(8月26日)
- The Kidnap|誘拐事件(11月1日)
- Jisatsu|自撮(12月16日)
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2024年
- Shinkansen 0|新幹線 0号(3月23日)
- The Bathhouse|地獄銭湯 Restored Edition(8月10日)
- ※「地獄銭湯 Restored Edition」は、2022年版をフルリメイクした再構築作品である。
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2025年
- Cursed Digicam|呪われたデジカメ(1月10日)
- Umigari|ウミガリ(10月8日)
メディアミックス展開
書籍・ノベライズ
『夜勤事件』(2024年4月〜/コミカライズ)
『夜勤事件 ~Chilla’s Art ノベライズ集~』(2024年6月28日)
『地獄銭湯 ~Chilla’s Art ノベライズ集2~』(2025年6月30日)
映画化
『夜勤事件 The Convenience Store』
2026年2月20日公開予定
監督:永江二朗/主演:南琴奈
まとめ|チラズアートが2025年も支持され続ける理由
チラズアート作品は、
日本の日常風景を舞台にしたリアルな恐怖
短時間で完結する高密度なホラー体験
少人数制作とは思えない完成度
これらを一貫して維持し続けている。
2025年現在では、
ゲーム・書籍・映画へと展開するホラーIPへと成長しており、
もはや単なるインディーゲームの枠を超えた存在となりつつある。
今後の新作、そしてメディア展開からも目が離せないホラーシリーズである。







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