出島西公園のウワサの心霊話

広島市南区の出島西公園には、東屋に現れる女性の霊や、木に吊られた影の目撃、無人のはずのトイレに入る人影など、数々の不可解な心霊現象が語られている。今回は、出島西公園にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


出島西公園とは?

出島西公園のトイレ

出島西公園は、広島湾にほど近い静かな場所にある。

周辺は工業地帯の一角であり、すぐ隣には出島処理場があることから、時折不快な臭気が漂うとも言われている。

公園自体は広めのグラウンドや遊具のある小さなスペース、東屋、仮設トイレなどを備え、地域住民やトラック運転手の仮眠場所、あるいはサボリーマンの隠れ家的な休憩場所として知られている。

また、この場所は同性愛者の方々の憩いの場としても知られており、訪れる際は周囲への配慮と節度を持つ必要がある。


出島西公園の心霊現象

出島西公園の心霊現象は、

  • 東屋に女性の霊が現れる
  • 公園奥の木に首を吊った霊の目撃
  • 夜中にトイレに入る人影が見えるも、実際には誰もいない

である。以下、これらの怪異について記述する。

もっとも多く語られる心霊現象は、公園内の東屋で目撃される女性の霊である。

かつてこの東屋において、痴情のもつれから自ら命を絶った女性がいたとされる。

その死以降、この東屋付近で白い服をまとった女性の姿が、夜な夜な目撃されている。

特に月の出ていない夜には、その姿がはっきりと浮かび上がると語る者もいる。

さらに、公園奥の大木では、首を吊った影が木の枝に揺れていたという報告もある。

この木は現在でも不気味な雰囲気を漂わせ、近寄ることを躊躇する者が少なくない。

また、トイレにまつわる現象も恐ろしい。

夜、誰かが仮設トイレに入るのを見て後を追ったところ、誰もいなかったという体験が何度も語られている。

水も通っていない簡素な仮設トイレは、昼でも薄暗く、内部にいると背後から何かに見られているような不快感を覚えるという。

このトイレの異様さは、霊的な気配の温床となっているのかもしれない。


出島西公園の心霊体験談

ある者が深夜、公園を訪れた際、トイレに入っていく人影を目撃した。

不審に思い後を追って中を確認したが、そこには誰もいなかった。

しかもドアは開いたままで、使用された形跡すらなかったという。

周囲に人影はなく、風も無いのに、背筋に氷のような冷気を感じたとその人物は語っている。

また、別の日には、東屋のベンチに誰かが腰かけているような影を遠目に見たという者もいる。

しかし近づくにつれてその姿は薄れ、やがて跡形もなく消えたとのことである。


出島西公園の心霊考察

出島西公園は、昼間は平穏な市民の憩いの場であるが、夜になると一変する。

過去にこの地で命を絶った者たちの思念が、未だこの地に強く残留している可能性がある。

特に東屋と奥の大木、そして仮設トイレは、それぞれ異なる心霊的な性質を持っていると考えられる。

東屋では「想いの残滓」が繰り返し形をとって現れる。

大木には「死の記憶」がこびりついており、トイレには「目撃されることのない存在」が潜んでいるようである。

また、周囲の静けさや隠れた場所としての特性が、霊的な存在を呼び寄せる「場」となっているのかもしれない。

とりわけ、誰にも気づかれずに佇む霊たちの姿は、日常と地続きであるこの場所の異常性を際立たせている。

訪れる際は、冷やかし半分では済まされない覚悟と、節度ある行動が求められる場所である。


出島西公園の地図

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【管理人】狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。