家常産婦人科のウワサの心霊話

香川県坂出市にある家常産婦人科は、1949年に建てられた古い産婦人科病院である。現在は廃墟となっているが、近代建築としての姿を残しつつ、心霊スポットとしての噂も囁かれている。今回は、家常産婦人科にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


家常産婦人科とは?

家常産婦人科の外観

家常産婦人科は香川県坂出市に存在した産婦人科病院である。

1949(昭和24)年に建てられた歴史ある建築物で、閉院の時期は定かではないが、2002年頃にはすでに廃墟となっていたとされる。

病院としては役目を終えて久しいが、建物自体は解体されることなく残されており、近代建築としての価値を有するとされる。

なお、廃墟の隣接家屋には所有者家族が居住しており、完全に放置された状態ではなく、管理下にはあるようである。

しかし、その古びた佇まいと「産婦人科」という特性が相まって、いつしか心霊スポットとして噂されるようになったのである。


家常産婦人科の心霊現象

家常産婦人科の心霊現象は、

  • 悪寒に襲われる
  • 人の気配がするのに誰もいない
  • 窓越しに白い影のようなものが立っていた
  • 夜になると病院内から物音が響く

である。以下、これらの怪異について記述する。

もっとも多く語られるのは「悪寒」である。

昼間であっても病院跡に近づくだけで肌が粟立ち、背後から視線を浴びせられているような圧迫感に襲われるという証言がある。

また、誰もいないはずの廃墟の内部から「人の歩く音」や「赤子の泣き声のようなもの」が聞こえたという報告もある。

産婦人科であったことを考えると、こうした音は不気味さを一層強めるものである。

さらに、窓越しに白い影が立っていた、あるいは階段に誰かが座っていたといった目撃談もあるが、近づくと必ず消えてしまうという。

建物が近代建築として価値がある一方で、その影が「人」なのか「霊」なのかは判別できない。

夜間には内部から「ガタン」と重い物音が響くこともあるとされ、外から覗いた者は「人が動いている気配」を感じたという。

だが、実際には無人であるはずなのだ。


家常産婦人科の心霊体験談

ある訪問者は、建物の入口に立った瞬間、急に息苦しくなり、背筋を凍らせるような寒気を覚えたという。

すぐにその場を離れたものの、帰宅後もしばらく「視線を感じる」感覚が抜けなかったと語っている。

また別の者は、夜に車で近くを通りかかった際、病院の窓に「白い服を着た女の影」が立っていたのを目撃した。

ブレーキを踏んで確認したが、その瞬間には影は消えており、ただガラスに月光が反射していただけのように見えたという。

これらの体験は偶然の錯覚とも言えるが、共通して「恐怖」を伴っている点が注目すべき点である。


家常産婦人科の心霊考察

家常産婦人科は、産婦人科という特殊な施設であったことから、「生と死」が交錯する空間であるとも考えられる。

誕生を見守った場所である一方、命を落とした母子がいた可能性も否定できない。

そうした背景が、訪れる者に異様な気配を感じさせる要因となっているのかもしれない。

また、古い建物特有のきしみや風の通り道が、物音や影の錯覚を生むこともあるだろう。

しかし、人々が共通して感じる「悪寒」と「気配」は、ただの心理的作用では説明しきれない部分が残る。

廃墟としての静けさと、そこに染みついた記憶が複雑に絡み合い、この場所を「心霊スポット」として人々に認識させているのである。


家常産婦人科の地図

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