このゴルフ場跡地には、数々の恐ろしい心霊現象が囁かれている。過去の不正や悲劇的な出来事が、この地にどのような恐怖をもたらしているのか。今回は、嘉麻市西郷のゴルフクラブ(飯塚国際ゴルフ倶楽部)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
嘉麻市西郷のゴルフクラブ(飯塚国際ゴルフ倶楽部)とは?
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福岡県嘉麻市西郷、旧・碓井町に存在していたゴルフ施設――それが「飯塚国際ゴルフ倶楽部」である。
開設は1970年代初頭。北側を皮切りに、後に南側へと拡張され、1990年代には整備の行き届いたコースとして親しまれていた。
しかし、2000年代に入ると徐々に手入れが行き届かなくなり、木々が伸び、雑草がコース跡を覆い尽くすようになった。
バブル期にはゴルフ会員権をめぐる詐欺事件が発生し、1994年には裁判沙汰となっている。
2000年前後には閉業状態となり、その後、施設は朽ち果てるように放置された。
そして2012年5月――このゴルフクラブのクラブハウス跡で、恐ろしい出来事が発覚する。
女子トイレの一角で、白骨死体が発見されたのである。
嘉麻市西郷のゴルフクラブ(飯塚国際ゴルフ倶楽部)の心霊現象
嘉麻市西郷のゴルフクラブ(飯塚国際ゴルフ倶楽部)の心霊現象は、
- 男性の霊が出没する
- 廃墟となったクラブハウスに近づくと、誰かの気配がする
- トイレの扉がひとりでに開閉する
- 白骨死体が発見された場所で、人のうめき声が聞こえたという証言
である。以下、これらの怪異について記述する。
まず注目すべきは「男性の霊の出没」である。
地元では、ゴルフクラブ跡地を夜に訪れた者が「白いシャツを着た男の姿を見た」と証言している。
それは明らかに人の形をしており、ふと気づいたときには、コースの奥に立ち尽くしていたという。
次に、廃墟となったクラブハウスに入ると、誰もいないはずの空間で「重い足音」や「物音」が響くことがあるという。
訪れた者の中には「すぐそばに誰かがいる感覚がした」「耳元で息を吹きかけられた」と話す者もいる。
とくに恐ろしいのは、白骨死体が発見された女子トイレにまつわる怪異である。
そこでは、誰もいないのにトイレの扉がゆっくりと開き、閉じる。
また、深夜にトイレの個室から「うぅ……」という低いうめき声が聞こえたという体験談もある。
2012年、実際にこの場所で白骨化した遺体が発見された。
発見者は、速度違反で検挙された男子学生であった。
彼が「探検中に、人の手のようなものを見た」と警察に話したことがきっかけとなり、事件が発覚した。
遺体は、クラブハウスの一角で布団を敷いたソファの上に、倒れかかるような状態で見つかった。
生活の痕跡もあり、長らくこの場所で過ごしていたことがうかがえる。
事件性はないとされたが、その異様な状況は、ただの「自然死」として片付けられるものではないという見方もある。
嘉麻市西郷のゴルフクラブ(飯塚国際ゴルフ倶楽部)の心霊体験談
深夜、廃墟を訪れた男性2人組が体験した話である。
彼らが懐中電灯を片手にクラブハウスに入った際、妙な音がトイレの奥から聞こえた。
不審に思って近づくと、誰もいないはずの個室のドアが、まるで誰かが中にいるかのように「コン、コン」と小さく揺れていた。
その瞬間、ひとりが悲鳴を上げる。「今、肩を掴まれた!」と。
電灯を向けても、誰の姿もない。ただ、彼の肩には、人の手形のような赤い痕がはっきりと残っていたという。
嘉麻市西郷のゴルフクラブ(飯塚国際ゴルフ倶楽部)の心霊考察
飯塚国際ゴルフ倶楽部の跡地における怪異の数々は、単なる「空き地の不気味さ」では説明がつかない。
実際に白骨死体が発見され、長らく放置されていたという事実は、そこに何かしらの負のエネルギーが蓄積されていることを示唆している。
廃墟はしばしば霊的な存在を引き寄せる場所とされるが、このゴルフクラブに関しては、それ以上の「何か」が潜んでいるように思えてならない。
バブル崩壊による人々の夢の崩壊、不正、そして忘れ去られた死――そうした負の記憶が重なり合い、今なおこの地に影を落としているのかもしれない
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