徳島県小松島市と徳島市の境界に位置する日峯山展望台には、美しい夜景とは裏腹に不気味な心霊現象がささやかれている。今回は、日峯山展望台にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
日峯山展望台とは?

日峯山展望台は、標高152メートルの山頂広場に位置し、6000平方メートルの敷地に展望台や駐車場を備えている。
ここからは小松島市や徳島市を一望でき、大鳴門橋や大神子海岸、小松島港といった絶景を望むことができる。
夜には街の灯りが輝き、日本夜景遺産にも登録されている名所である。
市民の憩いの場やドライブコースとして親しまれてきたが、その美しい景色の裏には、人知を超えた恐怖が潜んでいるという。
日峯山展望台の心霊現象
日峯山展望台の心霊現象は、
- 夜道で長髪の女性の人影が現れる
- 女性が木立の間で何かを探している姿を目撃する
- 視線を感じた直後に目が合うと強い恐怖感に襲われる
である。以下、これらの怪異について記述する。
この展望台では、冬の寒い夜間に奇妙な出来事が報告されている。
あるドライバーが山道を下っていた際、前方から長髪で青白い顔の女性が歩いて登ってくる姿を目撃した。
格好はミニスカートに普通のトレーナーという、凍える夜には不自然な軽装であった。
やがて展望台に到着し、車内から夜景を楽しんでいたそのドライバーは、ふと右側の窓に人影を感じた。
不安を抱きつつ視線を向けると、木々の生い茂る暗がりの中で、先ほどすれ違った女性が必死に何かを探すような仕草をしていたのである。
その女性は徐々にこちらへ近づき、ついに目が合った瞬間、背筋を貫くような強烈な恐怖に襲われた。
直感的に「このままでは危ない」と感じたドライバーは、猛スピードで車を走らせ、山を下ったという。
日峯山展望台の心霊体験談
この現象を体験した者は、「あの目は生きた人間のものではなかった」と語る。
女性の瞳には光がなく、氷のような冷たさと深い絶望を湛えていたという。
また、距離があったはずなのに、その視線は肌を刺すような圧力を持ち、逃げた後もしばらくは後ろから見られている感覚が消えなかったそうだ。
日峯山展望台の心霊考察
日峯山は古くから神社や祠が点在し、山全体が信仰と結びついてきた土地である。
一説には、かつてこの山道で亡くなった女性が未だ成仏できず、行き場を求めて彷徨っているとされる。
服装や行動の不自然さから考えるに、目撃される女性は現世の常識から外れた存在である可能性が高い。
夜景を見に訪れる者は多いが、この場所に長く留まることは避けるべきだろう。
人の気配がないはずの夜の展望台で、もし視線や人影を感じたなら、それはこの世のものではないかもしれない。
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