福井市にそびえる足羽山。美しい自然と古墳が広がるこの地で、古くから真っ黒に焼けた男性の霊が出没すると伝えられている。美と怪異が入り交じる、足羽山の謎めいた魅力とは。今回は、足羽山のウワサの心霊話を紹介する。
足羽山とは?
足羽山は福井県福井市に位置し、標高は約116メートル。
福井平野の中心にあるこの小山は、多くの古墳が広がる地域でもある。
足羽川の南岸に位置し、福井市の中心市街地から南西の郊外にかけて広がっており、市民にとってはアクセスが容易な緑地で、憩いの場として親しまれている。
山頂や山麓は行楽地として知られ、桜や福井の市花であるアジサイが美しい季節には特に人気だ。
足羽山公園遊園地、博物館、美術館、古墳群などもあり、動物園も設置されている。
また、放送施設も存在し、観光スポットとして様々な楽しみ方ができる。
足羽山は散策や夜景鑑賞が楽しめ、地元住民や観光客にとって魅力的な場所となっているのである。
足羽山の心霊現象
足羽山の心霊現象は、
- 真っ黒に焼けた男性の霊が出る
- 霊に遭遇すると高熱にうなされる
である。足羽山では以前、焼身自殺があり、それ以来、真っ黒に焼けた男性の霊が出るようになったと云われている。
さらに、山中には霊が出るとされる廃墟や霊が集まる墓地と慰霊碑がある。
足羽山で霊と遭遇した人々は、その後高熱にうなされることも。
霊が集まっている廃屋があるという話や、慰霊碑には地場の関係で霊と遭遇しやすいというウワサである。
肝試しに訪れた者の中には、帰宅後に顔が腫れあがり、40度近くの高熱にうなされたという霊障に苦しんだという話がある。
闇の誘い:足羽山の恐怖体験
足羽山には古くから心霊現象が伝えられていた。
その一つが、真っ黒に焼けた男性の霊が出るというものだった。
山中には廃屋があり、そこには霊が集まるという話もあった。
また、山頂には慰霊碑が建てられており、地元の人々によれば、この地は霊と遭遇しやすい場所だとウワサされていたのである。
ある日、友人たちと肝試しをしようと、私たちは足羽山を訪れた。
暗闇の中、廃屋の影が立ち並ぶ中を歩いていると、突然、何者かの存在を感じる。
背筋が凍りつくような冷たい視線が私たちを貫き、やがてその視線の先には、真っ黒に焼けた男性の姿がぼんやりと浮かび上がった。
彼は何も言わずにこちらを見つめていた。
その瞳には深淵のような闇が宿っており、恐怖に囚われた私たちは声を失う。
霊の姿が消えると、私たちは逃げ出した。
しかし、その夜、私は悪夢にうなされ、目を覚ますと周囲はすっかり暗闇に包まれていた。
異様な熱が体を包み込み、恐ろしい幻覚が脳裏をかすめた。
同じような経験をした友人たちもいたと聞いた。
熱が下がった後、私たちは慰霊碑の近くで話し合うことに。
そこで私たちは、この地には古くから何らかの不可解な力が宿っているのだろうと感じた。
足羽山の不気味な魅力に引き寄せられるように、私たちはその後も何度も訪れることになるのだが…。
その度に、山は私たちを呑み込む闇の深みに引きずり込もうとするかのような異常な雰囲気を感じた。
足羽山の場所・アクセス・地図
足羽山の住所 | 日本、〒918-8009 福井県福井市山奥町 |
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交通アクセス | 福井市から福井川西線 と あじさいの道通り 経由で12分 |
最寄りのバス停 | おさごえ民家園(徒歩27分)あじさいの道通り 経由 |
最寄り駅 | 足羽山公園口(徒歩26分)あじさいの道通り 経由 |
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