柳ヶ瀬トンネルは福井と滋賀を結ぶ道路にあり、古い鉄道路線の一部だった。だが、1928年の窒息事故以来、「魔のトンネル」として知られ、不可解な現象が報告されているという。今回は、旧柳ヶ瀬トンネル(柳ヶ瀬隧道)のウワサの心霊話を紹介する。
旧柳ヶ瀬トンネル(柳ヶ瀬隧道)とは?
柳ヶ瀬トンネルは、北陸自動車道・木之本ICから敦賀ICまでと福井県道・滋賀県道140号敦賀柳ヶ瀬線の滋賀県と福井県の県境に位置するトンネル。
このトンネルがある道路は、かつての日本国有鉄道北陸本線(柳ヶ瀬線としても知られる)の古い経路に沿っている。
トンネル自体は、鉄道時代からそのまま使用されている。
トンネルの長さは1352メートルで、1898年に日本鉄道磐城線(現在の常磐線)の金山トンネルが完成するまで、日本で最も長いトンネルだった。
国の重要プロジェクトとして建設され、滋賀県側の入口には伊藤博文が筆を執った「萬世永来」という文字が刻まれている。
だが、このトンネルでは煤煙の問題があり、1928年には蒸気機関車が空転し、煤煙の中で3人が亡くなる事故が起きた。
この事故以来、「魔のトンネル」として恐れられ、安全対策として外気遮断幕と換気扇が設置されたのである。
この事故をきっかけに、国鉄は新しい経路を建設することを決定。
現在、トンネルでは感応式信号機を使用し、信号待ちの車両の状況に応じて信号の点灯時間を調整している。
ただし、大型車や自転車、歩行者は通行できないらしい。
2005年の交通センサスによると、休日の交通量は1,553台/日であり、この道路は福井県と滋賀県を結ぶ交通の要所となっている。
柳ヶ瀬隧道
— s-51@あかべこ (@s__51) November 26, 2022
子供の頃の本でも読んだことのある、狭い急勾配のトンネルで窒息事故まで起きた、難所中の難所。
明治16年に貫通した当時、1,352mの延長は日本一で、それだけ敦賀港との連絡線が重要視されていたという事です。
トンネル内は狭くて暗くて、定番の心霊スポットでもあります♪ pic.twitter.com/bbYegWR8YC
旧柳ヶ瀬トンネル(柳ヶ瀬隧道)の心霊現象
旧柳ヶ瀬トンネル(柳ヶ瀬隧道)の心霊現象は、
- 老婆の霊が出る
- 子供の霊が出る
である。滋賀県余呉町にある旧柳ヶ瀬トンネルは、かつて蒸気機関車が走っていた場所である。
このトンネルは細くて狭く、通行中の列車を引っ張っていた機関士たちは、煙に充満されて窒息死するという恐ろしい事故が起きた。
救援に駆けつけた機関士までもが窒息して命を落としたと伝えられている。
だが、この場所に出没する霊は機関士ではなく、老婆の霊や子供の霊だと云われている。
なぜ老婆や子供の霊が現れるのか、その理由はまだ解明されておらず、未知の事実が隠されているかもしれない。
旧柳ヶ瀬トンネル(柳ヶ瀬隧道)の心霊体験談
滋賀県と福井県を結ぶ柳ヶ瀬トンネルは地元では有名で、1本通行しかできないため、入口と出口には信号がある。
信号が長時間青のままに変わるまで待つだけでも、かなり怖い雰囲気が漂う。
トンネル周りには建物もなく、ただただ暗く、窓の外を見るだけでも不安。
開通は昔のようで、車1台がギリギリ通れるほどの狭いトンネルで、内部は石積みと煉瓦で覆われ、薄暗くて視界が悪い。
信号機が昔はなかったため、鉢合わせするとどちらかがバックして離合箇所まで下がらなければならなかったそうで、それが原因で事故も多発したとか。
かつては蒸気機関車が走り、煙に苦しむ乗務員が窒息死することもあった。
その後、機関車の利用が中止され、車専用の道路に変わった。
トンネル内では乗務員や子供の霊が出ると云われ、夜になると高確率で心霊体験をする人も多いそうだ。
私も実際に体験し、老婆の霊を見たこともあり、それはこの世のものではないとハッキリ感じた。
トンネル内にはいくつか小さな穴があり、特に3つ目の洞窟は見ないほうがいいと云われている。
柳ヶ瀬トンネルは本当に怖い場所…。
旧柳ヶ瀬トンネル(柳ヶ瀬隧道)の場所・アクセス・地図
旧柳ヶ瀬トンネル(柳ヶ瀬隧道)の住所 | 日本、〒914-0313 福井県敦賀市 |
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交通アクセス | 福井市から北陸自動車道 経由で47分 |
最寄りのバス停 | 刀根(徒歩37分)県道140号 経由 |
最寄り駅 | 新疋田駅(徒歩1時間59分)県道140号 経由 |
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