神奈川県の犬越路隧道(いぬごえじずいどう)は、心霊現象のウワサが絶えない場所として知られている。ここでは主に女性の霊が出没し、特に通行する女性が憑依されるといった恐ろしい話が語り継がれている。今回は、犬越路隧道のウワサの心霊話を紹介する。
犬越路隧道とは?
犬越路隧道は、足柄上郡山北町と相模原市緑区(旧津久井町)を結ぶトンネルで、1970年に開通した。
トンネルの標高は900メートルに達し、周辺の地形は急峻な山岳地帯である。
その名の由来は、武田信玄が遠征中、犬に道を先導させて峠を越えたという伝説に由来する。
この隧道は交通の便として作られたが、周辺の地盤が脆く頻繁に落石が発生するため、現在は一般車両は通行禁止となっている。
特に、神之川林道側の落石が激しいため、現在では車や自転車でも通行は不可能で、徒歩でしかアクセスできない。
犬越路隧道の心霊現象
犬越路隧道で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- 女性の霊が天井から逆さまにぶら下がり、通行者を見つめる
- 女性が憑依されると、白目を向いて笑い出すという現象
- トンネル内でケタケタと笑い声が聞こえる
- トンネル付近で交通事故が発生しやすく、霊的な影響があるとされている
これらの現象は、トンネル近くでかつて発生した女性の遺体遺棄事件に由来するという説がある。
心霊現象の最も有名なものは、女性の霊が逆さまにぶら下がり、天井から通行者を見つめるというものだ。
特に女性がこのトンネルを通る際には、霊に憑依されるとされ、憑依された女性は突然笑い出し、白目を向いてしまうという恐怖の体験が語られている。
また、夜間にトンネルを通行する際、遠くから笑い声やすすり泣きが聞こえてくるという報告も多い。
この現象はトンネルの中でも最も薄暗い場所で頻発すると言われている。
犬越路隧道の心霊体験談
ある男性の体験では、トンネルを車で通過した際、突然車の窓ガラスに女性の手形が浮かび上がり、次の瞬間、車内に冷たい空気が漂ったという。
別の体験談では、トンネルを通過する際に後部座席に誰も乗っていないにも関わらず、人の気配を感じたという報告がある。
犬越路隧道の心霊考察
このトンネルでの霊現象は、かつてトンネル近くの池で発見された女性の遺体遺棄事件に関連しているとされる。
この事件の被害者が今もなお成仏できずにさまよっていると考えられている。
また、女性の霊が憑依するという話も、事件の影響を受けたものと考えられる。
さらに、この場所は周囲の落石や地盤の不安定さから、物理的にも危険な場所であり、その雰囲気が心霊スポットとしての恐怖をさらに引き立てている。
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