貴船神社は、水の神として信仰される一方で、「丑の刻参り」の舞台としても知られ、多くの心霊現象が噂される場所である。深夜になると白装束の女性が現れる、呪いの藁人形が打ち付けられているなど、不気味な話が絶えない。今回は、貴船神社にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
貴船神社とは?

貴船神社は京都府京都市左京区に鎮座する神社で、水神である「高龗神(たかおかみのかみ)」を祀る。
古くから「雨乞いの神」として信仰され、全国の料理人や水を扱う商売の人々から厚い信仰を集めている。
また、貴船神社は「絵馬発祥の地」とも言われ、晴れを願う際には白馬を、雨を願う際には黒馬を奉納したことに由来する。
さらに、縁結びの神としての信仰がある一方で、縁切りや呪詛の神としても知られ、丑の刻参りの舞台としても有名である。
特に奥宮は、かつて社殿のあった場所であり、神秘的な空気が漂っている。
貴船神社はその美しさとは裏腹に、古来より呪術や怨念が渦巻く場所としても知られ、多くの怪異が報告されている。
貴船神社の心霊現象
貴船神社の心霊現象は、
- 丑の刻参りの怨霊
深夜二時、白装束の女が現れ、目撃者を睨みつける。
- 呪いの藁人形
五寸釘で木に打ち付けられた藁人形が、現在でも奥宮周辺で発見される。
- 失われた霊魂の囁き
夜に参拝すると、誰もいないはずの場所から恨めしげな囁きが聞こえる。
- 奥宮の怨霊
過去に殺された者の霊が奥宮に現れ、足を引きずる音が響く。
- 神社周辺の怪奇現象
写真を撮ると、無数の手や顔が写り込むことがある。
である。以下、これらの怪異について記述する。
丑の刻参りの怨霊
貴船神社は、丑の刻参りが行われる場所として広く知られている。
特に深夜二時頃、白装束をまとい、顔を隠した女が目撃されるという。
目が合った者は「不幸に見舞われる」「体調を崩す」などの怪異に遭うとされている。
呪いの藁人形
現在でも奥宮周辺では、木に打ち付けられた藁人形が発見されることがある。
その多くは「心臓部」に五寸釘が打たれているが、中には「両手足」や「股間」のみに釘が刺さっているものもあり、呪いの強さや恨みの深さが伺える。
失われた霊魂の囁き
夜に貴船神社を訪れると、誰もいないはずの境内で、ぼそぼそとした囁き声が聞こえることがある。
これは、呪詛によって命を落とした者たちの声であると言われている。
奥宮の怨霊
奥宮は特に霊的な力が強い場所とされている。
ここでは、足を引きずる音が聞こえたり、突然寒気に襲われることがある。
また、ここで写真を撮ると、無数の手や顔が写ることがあるという。
神社周辺の怪奇現象
貴船神社の周辺では、不可解な現象が多発している。
例えば、神社へ向かう途中で「足音」が聞こえるが、振り向いても誰もいない。
また、帰宅後に体調を崩す人も多く、「何かを持ち帰ってしまったのではないか」と囁かれている。
貴船神社の心霊体験談
深夜二時の肝試し
20年前、ある若者二人組が深夜二時に貴船神社へ肝試しに訪れた。
最初はふざけながら進んでいたが、奥宮へ近づくにつれ、異様な寒気を感じるようになった。
奥宮に到着した瞬間、白装束の女性が御神木に釘を打っているのを目撃。
背後に何かの気配を感じて振り向くと、そこには顔の判別がつかない黒い影が立っていた。
「ギャーッ!」
彼らはパニックになり、急いで車に戻った。
以降、この体験をした二人は、二度と肝試しをしなくなったという。
貴船神社の心霊考察
貴船神社における心霊現象の多くは、「丑の刻参り」との関連が強い。
丑の刻参りとは、午前1時から3時の間に行われる呪詛の儀式であり、藁人形に五寸釘を打ちつけることで、特定の人物を呪う行為である。
この儀式は平安時代から存在し、現在でも密かに行われていると言われている。
貴船神社の奥宮周辺では、定期的に藁人形が発見され、撤去してもすぐに新しいものが打ち付けられるという。
また、「見られると呪いの効果が失われる」という伝承があるため、丑の刻参りを目撃した者が霊的な影響を受けることも考えられる。
貴船神社での怪奇現象は、長年にわたる怨念や呪術の蓄積によるものなのかもしれない。
もし貴船神社を訪れる際は、夜間の参拝を避けることを強く勧める。
特に奥宮では、負のエネルギーが強く、何かを持ち帰ってしまう可能性があるため、注意が必要である。
貴船神社には、美しい自然と神秘的な伝承がある一方で、数多くの恐ろしい心霊現象が報告されている。
もし訪れる際は、決してふざけたり、呪いの痕跡を探したりしないようにしよう。
貴船神社の心霊話は、今も語り継がれている
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