岸岳城跡のウワサの心霊話

佐賀県唐津市にある岸岳城跡は、その歴史的価値だけでなく、多くの心霊現象が語られる不気味な場所として知られている。この地には、非業の死を遂げた波多氏一族の無念が今も残っていると言われている。今回は、岸岳城跡のウワサの心霊話を紹介する。

岸岳城跡とは?

岸岳城跡の外観

岸岳城跡は、佐賀県唐津市相知町佐里・北波多岸山に位置する中世の山城跡で、かつては「鬼子岳城」とも呼ばれていた。

標高320メートルの鬼子嶽に築かれたこの城は、波多一族の居城として知られる。

岸岳城は自然の要害を活かし、急崖に囲まれた山頂部の南側尾根に築かれており、東の松浦川と西の波多川の合流地点を支配する要衝として機能していた。

古くから「鬼が住む」と伝えられたこの地は、地元でも特別な意味を持つ場所だった。

1593年、波多氏は豊臣秀吉の朝鮮出兵において命令に従わず、独自の行動を取ったため、秀吉の怒りを買う。

この結果、波多氏は島流しにされ、一族の多くが自害を強要され、残党狩りによって全滅させられた。

城もその後廃城となったが、波多氏の無念はこの地に深く刻まれ、現在では心霊現象が語られる心霊スポットとなっている。

岸岳城跡の心霊現象

岸岳城跡の心霊現象は、

  • 鎧をまとった骸骨の霊が現れる
  • 石や土を持ち帰ると祟られる
  • 訪問後に体調不良を訴える
  • 夜間に異様な寒気や視線を感じる

である。

1. 鎧をまとった骸骨の霊が現れる

岸岳城跡では、鎧をまとった骸骨の霊が現れるという目撃談が多い。

この霊は山頂付近や城跡周辺で頻繁に目撃されるとされ、特に夜間に訪れると異様な雰囲気に包まれるという。

2. 石や土を持ち帰ると祟られる

岸岳城跡で拾った石や土を持ち帰ると、不運や災厄に見舞われるというウワサがある。

この祟りは、波多氏の無念や怨念が石や土に宿っているためだと信じられている。

3. 訪問後に体調不良を訴える

城跡を訪れた後に、体調不良を訴える人が後を絶たない。

特に、夜間に訪問した場合に強い頭痛や吐き気を感じるとされ、これも波多氏の霊的な影響だとされている。

4. 夜間に異様な寒気や視線を感じる

夜間、城跡を歩いていると、まるで誰かに見られているような視線を感じるという証言が多い。

また、真夏でも異様な寒気に襲われることがあるという。

岸岳城跡の心霊体験談

体験談1: 鎧姿の骸骨

ある訪問者が深夜に岸岳城跡を訪れた際、城跡の奥で鎧をまとった骸骨のような姿を見たという。

その霊はじっと訪問者を見つめ、やがてふっと消えたとされる。恐怖でその場を離れることができなかったという。

体験談2: 持ち帰った石の祟り

城跡で見つけた珍しい石を記念に持ち帰った訪問者が、翌日から原因不明の高熱や不運に見舞われた。

石を戻しに行くと、それらの不運がピタリと止まったという話がある。

岸岳城跡の心霊考察

岸岳城跡の心霊現象は、波多氏が辿った壮絶な運命が関係していると考えられる。

波多氏の一族や家臣たちが強制的に命を絶たれたことで、その無念が城跡に宿り、訪問者に影響を与えているのだろう。

また、古来から「鬼が住む」と恐れられた場所であることも、心霊スポットとしての特異性を際立たせている。

怨念や歴史的背景が人々の心理に影響を及ぼし、実際の現象を強く感じさせるのかもしれない。

歴史的価値が高い岸岳城跡だが、軽い気持ちで訪れることは避けたほうが良いだろう。特に夜間の訪問は慎重を要する。

岸岳城跡は、その美しい自然と歴史的な背景に加え、心霊現象のウワサが絶えない不思議な場所である。

訪問の際は、歴史への敬意を払い、慎重な行動を心がけてほしい。

岸岳城跡の地図

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【管理人】狐憑きのたる

狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。