清滝トンネルは京都市右京区に位置し、数多くの心霊現象の噂が絶えない、関西屈指の恐怖スポットである。この場所に足を踏み入れるだけで、不気味な出来事に巻き込まれる可能性があると言われている。今回は、清滝トンネルのウワサの心霊話を紹介する。
清滝トンネルとは?
清滝トンネルの正式名称は「清滝隧道」であり、京都市右京区嵯峨清滝深谷町に位置している。
このトンネルは、府道137号線の一部として愛宕山へ向かう道中にある。
もともとは1929年に開業した愛宕山鉄道の鉄道トンネルとして建設されたが、戦時中の資材供出により1944年に廃線となり、その後道路トンネルとして転用された。
しかし、この場所は単なる古いトンネルではない。
周囲の歴史と事件が絡み合い、恐怖のスポットとして知られるようになった。
特に約20年前、この付近で女性が乱暴された末に自ら命を絶ったという事件が発生したことが、現在の心霊現象の発端とも言われている。
清滝トンネルの心霊現象
清滝トンネルで報告される主な心霊現象は以下の通りである。
- トンネル前の信号が青信号になると「招かれている」とされる
- トンネル内で白い服の女性が車のボンネットに降ってくる
- 行きと帰りでトンネルの長さが異なると感じる
- トンネルを抜けた先の下向きのカーブミラーに自分の姿が写らない場合、命を落とすとされる
- 女性の悲鳴や泣き声のような音が峠の頂上付近で聞こえる
- 窓ガラスに手形が付着する
- 車内で何者かの気配を感じる
これらの現象について、以下で詳しく述べる。
トンネル前の信号の怪
清滝トンネルの前に設置された信号機が青信号になった場合、それは「霊に呼ばれている」とされる。
このため、地元では赤信号になるのを待ってから、再び青になるのを待ち進入するのが通例となっている。
そのまま青信号で進むと、トンネル内で不気味な出来事に遭遇する可能性が高いと言われている。
白い服の女性の出現
トンネル内を車で走行中、突如として白い服を着た女性が車のボンネットに降ってくるという報告がある。
急ブレーキをかけて降りて確認しても、そこには何もない。
だが、運転者の恐怖はその後も続き、車に戻った際には車内に冷気や気配を感じることが多いという。
トンネルの長さの異常
トンネルの行きと帰りで長さが異なると感じるという現象もよく語られる。
行きは短く、帰りは長く感じる場合が多い。これは単なる心理的な錯覚ではなく、霊的な要因による異空間の影響だと噂されている。
不気味なカーブミラー
トンネルを抜けた先にある「意味なしミラー」と呼ばれるカーブミラーは、下を向いて設置されており、不自然な角度である。
ここに自分の姿が写らない場合、1週間以内に命を落とすという恐ろしい噂が広まっている。
このミラーは、死者の魂を映し出すとも言われている。
女性の悲鳴や泣き声
トンネル付近の峠の頂上では、女性の悲鳴や泣き声のような音が聞こえることがある。
これは、過去の事件で亡くなった女性の霊が現れるためだとされ、音の正体を突き止めた者は一人もいない。
清滝トンネルの心霊体験談
10年以上前、ある男性が友人と川でバーベキューを楽しんでいた際、川で泳いでいると足を何者かにつかまれたような感覚に襲われ、溺れかけたという。
その男性は足元の石にしがみついて何とか助かったが、もしそのまま命を落としていたら、自分もこの場所の霊になっていたかもしれないと語っている。
清滝トンネルの心霊考察
清滝トンネルにまつわる心霊現象は、その歴史や周辺で起きた事件に起因している可能性が高い。
トンネルの不気味な構造や薄暗い雰囲気が、人々の心理に影響を与え、恐怖を増幅させているとも考えられる。
また、信号機やミラーといった「日常の中の異常」な現象が、より一層の恐怖感を生み出している。
清滝トンネルは、訪れる人々に恐怖と好奇心を与え続ける心霊スポットであるが、命に関わる危険も伴う場所である。
探索する際は、自己責任で行動し、万全の注意を払うべきである。
清滝トンネル、そこには何かがいるのかもしれない。
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