小坪隧道（天照洞）｜ウワサの心霊話

鎌倉市と逗子市を結ぶ古いトンネル、小坪隧道（天照洞）は、歴史的な背景と共に数々の心霊現象が報告されている場所である。今回は、小坪隧道（天照洞）のウワサの心霊話を紹介する。

小坪隧道（天照洞）とは？

小坪隧道（天照洞）は、1913年に「天照山隧道」として開通したトンネルで、逗子マリーナ付近に位置している。

このトンネルは旧道にあり、現在ではあまり利用されていないが、その古い歴史や過去に起きた出来事が原因で、心霊スポットとしても知られている。

このトンネルの名が「天照洞」と呼ばれる理由は、開通当初の名前に由来しており、その後「小坪隧道」に改名されたとされている。

さらに、トンネルの近くには、戦国時代に建てられた住吉城の遺跡も存在し、歴史的な背景と共に、心霊スポットとしてのウワサが広がっている。

小坪隧道では、以下の心霊現象が報告されている。

最も有名な心霊現象は、トンネルの掘削中に落盤事故で命を落とした作業員の霊が現れるというものだ。

トンネルの鎌倉側には、亡くなった作業員を弔うための「隧道工事殉職者慰霊碑」が建てられており、その場所を通過すると「窓を叩く音」が聞こえるという証言が多い。

また、夜間にトンネルを通過すると、女性の声やうめき声が聞こえることがあり、霊感の強い人は特にトンネル内で強い寒気を感じるといった現象が頻繁に報告されている。

さらに、トンネルを通る車の中で、急にエンジンが止まるなどの機械的な不具合が起こることもあり、これが霊的な力によるものではないかという噂もある。

地元住民や訪問者たちは、特に夜中にトンネルを通過した際の恐怖体験を多く報告している。

ある体験者によると、夜中に車でトンネルを通過していると、後ろから誰かに見られている感覚を感じ、確認しても誰もいなかったという。

また、トンネル内で車が急に停止し、再起動しようとしてもエンジンがかからず、しばらくしてから何とか動き出したが、振り返ると窓に手形が付いていたという体験もある。

小坪隧道の心霊現象は、その歴史的背景と関わりがあると考えられる。

トンネルが掘削される際に多くの作業員が命を落としたことや、周辺にある住吉城の戦の影響で、多くの霊がこの場所に引き寄せられている可能性がある。

また、トンネルの孤立した位置や古い構造が、心霊現象を引き起こしやすい環境を作り出しているとも言われている。

このトンネルは、昼間は通行が少なく比較的穏やかな雰囲気だが、夜間には強い霊的なエネルギーが満ちているとされ、訪問者はその恐怖を感じることが多い