旧立場川橋梁

旧立場川橋梁は、富士見駅から数分程度の場所に残されている橋であることから、訪れる者も多々いる場所である。だが、この橋では霊が出るという話が一部で囁かれている。今回は、旧立場川橋梁のウワサの心霊話を紹介する。

旧立場川橋梁とは?

立場川橋梁は、長野県富士見町にある鉄道橋で、JR東日本の中央本線信濃境駅と富士見駅の間に架かっている。

立場川にかかっており、富士川水系釜無川の支流である。

この橋梁は2代存在しており、旧橋梁は明治37年(1904年)に開通し、昭和55年(1980年)に運用を終了した。

中央本線複線化による線路の付け替えで廃橋となった。

現橋梁は昭和55年(1980年)に運用が始まったプレストレスト・コンクリート橋。

立場川橋梁は県道198号から分かれる道路を通って築堤に登ることができ、近くから橋を見ることができる。

近代化遺産として残す計画もあったようだが、維持費の問題から見送られたという。

宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』では、富士見高原病院へのシーンの遠景に旧立場川橋梁が描かれている。

付近に駐車場はないが、築堤脇に登る通路があり、そこに1~2台置けるくらいのスペースがあるらしい。

路線敷きには枕木や架線柱も残っている。

橋と反対側(西)へ向かうと、トンネルもセットで楽しむことができる。

付近の道は狭いが、地元の者がよく使う道らしく、車の往来はそこそこある。

旧立場川橋梁の心霊現象

旧立場川橋梁の心霊現象は、

  • 自殺者の霊が出る

である。旧立場川橋梁は、信濃境駅から富士見駅までの中央本線旧線にある鉄道橋である。

明治37年(1904年)に建設され、昭和55年(1980年)に運用が終了した。

この橋ではかつて多くの自殺者が身を投げたとされ、その亡霊が今もさまよっていると云われている。

この橋を訪れる際には、近くにある姥沢トンネル(49番トンネル)と一緒に見ることが定番のようだ。

ある者は、この橋からずっと空を見上げていたという話があり、彼の消息が途絶えたらしい。

自殺者の霊がこの場所に人を導き寄せているのではないかというウワサが一部ではある。

周りが急な斜面になっているため注意が必要とのこと。

旧立場川橋梁の場所・アクセス・地図

旧立場川橋梁の住所 日本、〒399-0214 長野県諏訪郡富士見町落合11968
交通アクセス 長野市から長野自動車道 経由で約1時間42分
最寄りのバス停 中央道富士見(徒歩25分)県道198号 経由
最寄り駅 富士見駅(徒歩23分)おっこう通り/県道198号 経由(車で4分)

旧立場川橋梁の地図(Googleマップ)

本記事は、「心霊現象の考察」シリーズの思想を踏まえて執筆している。
幽霊の存在を断定するのではなく、人間の認識や記憶、土地や出来事がどのように「心霊」という物語として語られてきたのか、という視点から整理を行っている。

なお、本サイト内には執筆時期の異なる記事が混在しており、すべての記事が同一の考察軸で統一されているわけではない。
現在、順次リライトを進めながら、心霊スポット記事を本シリーズの思想に沿った形へ更新している段階である。

最新の記事および更新済みの記事については、本考察シリーズを基準とした構成・文体で執筆している。
考察全体の方向性や思想については、総合目次ページを参照されたい。

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