和歌山県岩出市にある「旧風吹トンネル」は、以前は心霊スポットとして有名であったが、新しいトンネルができた後は評判が下がったらしい。トンネル内には火葬場が真上にあると云われ、バイクのスピード感覚が狂う、後ろ髪を引っ張られるといった心霊現象が報告されている。今回は、旧風吹トンネルのウワサの心霊話を紹介する。
旧風吹トンネルとは?

「旧風吹トンネル」というのは、和歌山県岩出市にある古いトンネル。
このトンネルは大阪との県境にある風吹峠にあり、かつては心霊スポットとして有名だった。
しかし、新しいトンネルができた後は、心霊スポットとしての評判が下がったという。
このトンネルが心霊スポットになった理由は、真上に火葬場があるからだと云われている。
トンネルがある峠道には新しいトンネルができたので、心霊スポットとしての噂も鳴りを潜めた。
旧風吹トンネルは1999年まで使われていたトンネルで、現在は封鎖されて入ることができない。
トンネル内にはトラックや車の事故が起きたことがあるが、これらの事故は新しいトンネルで起きたもので、旧風吹トンネルで起きたものではない。
現在、旧風吹トンネルの内部は資材置き場として使われているそうだ。
トンネルを通ると、火葬場の方向から反対側が見えるが、その反対側にあるトンネルも閉鎖されている。
昔は峠道が荒れていたため、交通に対して畏怖の念があった時代には事故が少なかったかもしれない。
ただし、このトンネルと新しいトンネルは隣接しているため、何らかの因果関係があった可能性も否定できないという。
旧風吹トンネルの心霊現象
旧風吹トンネルの心霊現象は、
- バイクのスピード感覚が狂う
- 後ろ髪を引っ張られる
である。1999年に閉鎖された旧風吹トンネルについて、数人の若者が内部を探索していたところ、知らない人たちが現れていたという話がある。
しかし、その時は特に疑問を持たずに帰ってきたところ、その人たちが誰だったかを思い出すことになった。
後日、全員で写した写真にはその人たちの姿は写っていなかったという不思議な話もある。
昔は、口裂け女が出るというウワサも一部では云われていたようだ。
また、トンネルがまだ現役だった頃には、車で走行中にアクセルを踏んでいないのにスピードが加速し続け、ブレーキを踏んでも止まらなかったという話もある。
大きな事故や事件は起こっていないが、何となく不穏な雰囲気を感じる場所とされている。
旧風吹トンネル 心霊現象がささやかれる閉鎖された道
旧風吹トンネルは、岩出市押川を通る県道63号線にあり、現在は金網で通行止めになっている。
トンネルを車やバイクで走る際には感覚が狂いやすく、速度を気をつけて走る必要があるというウワサがある。
通行止めになってからも、女性の霊が出るというウワサがあるため、何かしらの曰くがあると考えられるが、事件や事故があったかは不明。
また、岩出市の火葬場がトンネルの上にあるため、心霊的な影響を与えている可能性がある。
運送業で働く者の話によると、疲れから前かがみで運転していたところ、後ろ髪をグイっと引っ張られたという出来事があったそうだ。
この話を仲間に話したところ、笑われてしまったが、この出来事が起こった場所は旧風吹トンネルの入り口あたりであったため、何かしらの要因があるのかもしれない。
『旧風吹トンネル』の心霊体験談 囁かれる怪異
「気づけば増えていた“知らない人間”」
1999年、封鎖前のこと。
あるグループがトンネル内部を探索していた。ふと気づくと、自分たちの輪の中に“知らない誰か”が紛れ込んでいた。
探索中は不思議と誰も疑問を抱かなかった。しかし、帰り道で「あれ…?お前、誰?」
当然ながら、誰の知り合いでもない。
後日、記念に撮った写真を確認したところ、その“誰か”の姿はどこにも映っていなかった。
だが、カメラのシャッターを切る瞬間、何かが“後ろ”に立っていた感触があったと証言する者もいる…。
「勝手に加速する車」
まだトンネルが現役だった頃の話。
夜、運転中のドライバーが体験した不可解な現象。
アクセルを踏んでいないのに、車が勝手に加速していく。
「あれ?ブレーキが効かない…!」
焦りながらも何とか踏み込むと、ようやく車は停止。
その瞬間、バックミラーに映ったのは、フロントガラス越しにこちらを覗き込む何者かの影。
次の瞬間、影は霧散し、ドライバーは寒気を覚えながらトンネルを抜けた。
「鏡に映る白いワンピースの少女」
封鎖の2年前、夏の夕暮れ。
営業帰りの男性がトンネルを抜け、左カーブのカーブミラーに目をやった。
そこに映っていたのは、素足に白いワンピースを纏った長い髪の少女。
彼女は無表情のまま、じっとこちらを見つめていた。
一瞬目をそらし、もう一度見た時には何もいなかった。
しかし、家に帰った彼は、その夜、悪夢にうなされた。
「もうすぐ…」
耳元で囁く声がしたという。
「頭痛と吐き気をもたらす場所」
霊感のある者がこの道を通ると、決まって頭痛や吐き気に襲われる。
その症状が最も強くなるのは、トンネル近くのお地蔵さんの前。
その場所からわずか20〜30メートル先で、過去に男性が焼身自殺を遂げたという。
彼は何を思い、その場を選んだのか。
今も、彼の苦悶の記憶がこの場所に刻み込まれているのかもしれない…。
「記憶を奪われるトンネル」
仕事帰り、深夜1時。
ある男性が旧風吹トンネルを通ることになった。
嫌な予感がしたが、遠回りするのも面倒だった。
しかし、トンネルに入ると、突然意識が遠のいていく。
次に気がついた時、彼は火葬場の駐車場にいた。
「…どうして?」
時計を見ると、すでに3時間が経過していた。
彼は何をしていたのか、どうやってここまで来たのか、まったく思い出せない。
彼は霊感が強く、これまでも“見えてはいけないもの”を見たことがある。
この時も、何かに導かれてしまったのだろうか…。
旧風吹トンネルの場所・アクセス・地図
旧風吹トンネルの住所 | 〒649-6201 和歌山県岩出市押川 |
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交通アクセス | 和歌山市から京奈和自動車道/国道24号 経由で29分 |
最寄りのバス停 | つづら畑(徒歩20分)県道63号 経由 |
最寄り駅 | 岩出駅(徒歩1時間41分)県道63号 経由 |
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